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国際障害者デー(12月3日)事務総長メッセージ

プレスリリース 15-106-J 2015年12月03日

今年の「国際障害者デー」に先立ち、野心的な「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。このグローバルな行動に向けた青写真は、私たちに「誰も置き去りにしない」よう命じています。

すべての人々のために持続可能で包摂的な世界を構築するためには、あらゆる能力を持つ人々を全面的に関与させることが必要です。2030アジェンダには、障害者にとっての関心事項が数多く含まれています。私たちは協力して、これらの約束を果たしていかねばなりません。

今年前半に開催された第3回国連防災世界会議(仙台)は、普遍的なアクセス性の高い防災と災害対応へのアプローチを推進するうえで、障害者が重要な役割を果たせることを認識しました。来年の「第3回国連人間居住会議(HABITAT III)」では、包摂的、アクセス可能かつ持続可能な都市づくりのための新たな都市開発アジェンダが話し合われます。このプロセスを進めるうえで、障害者の声は欠かせません。

今後に目を向ければ、私たちは包摂的で持続可能な開発へのアクセス性の取り入れを確保するための開発政策と実践を強化する必要があります。そのためには、より厳密かつ詳細なデータの活用などを通じ、すべての障害者が直面する課題に関する知識を深めるとともに、機会の創造と活用に向けた障害者のエンパワーメントを確保しなければなりません。

私たちは障害者と手を携え、誰も置き去りにしないことによって、自分たちの世界を前進させることができるのです。

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