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平和祈念式典に寄せる事務総長メッセージ(長崎、2015年8月9日)

プレスリリース 15-065-J 2015年08月09日

キム・ウォンス 軍縮担当上級代表代行が代読

この美しい街に原爆が投下されてから70年の節目にあたり、平和祈念式典に参列された皆様にご挨拶できることを光栄に思います。式典を組織された方々と、ここにお集まりになられた方々全員に感謝いたします。

市民の皆様は、長崎を最後にしなければならないという力強いメッセージを世界に伝えています。私たちは将来、核兵器の使用を許してはなりません。その人道的な影響はあまりにも大きすぎるからです。

私は心から、皆様とともに「ノーモア・ナガサキ、ノーモア・ヒロシマ」の声を全世界に響かせたいと思っています。

私は5年前、ここ長崎を訪れ、1945年8月9日の恐ろしい出来事を、平和希求の高らかな呼びかけへと変えていった市民の力に、深い感銘を受けました。

長崎はこの点で、一致団結しています。市長をはじめとする公選の役職者も、市民社会組織も、学術団体も、学生も、そして被爆者をはじめとする市民の方々も、核兵器のない世界の実現に向けて国際社会を結束させるよう、全世界の各方面に働きかけていきました。

私は被爆者の皆様に敬意を表します。これら生存者の方々は、より良い未来に向けた期待を絶えず表明することで、この人為的な悲劇に人間の顔を与えているのです。

被爆者の平均年齢が80歳を過ぎた中で、私は世界から核兵器を一掃することにより、その遺産に報いなければならないという緊迫感を募らせています。

私が5年前に立てた長崎市民との連帯の誓いが揺らぐことは、決してありません。私たちの共通の目標を実現するため、私は積極的な活動を続けています。世界は70年というあまりにも長い間、核の影におびえて暮らしてきたからです。

田上市長の言葉にもあったとおり「人間が作った核兵器は人間が克服できます。人間こそが核兵器を廃絶できるのです」。

国連はこの目標の達成に向け、全世界の人々を動員していきます。

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