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コフィー・アナン事務総長
連総会演説
(2001年10月12日)

プレスリリース 01/89-J 2001年10月19日

 ノーベル平和賞委員会の決定は、国連全体にとって真の名誉です。それはもちろん、国連の全加盟国と、これを代表する総会にとっての名誉です。

 それはまた、国連の各部局、とりわけ、世界中の献身的なスタッフ全員にとっての名誉でもあります。

 これらの職員は、世界をより公正で、より平和で、より幸せな場所とできるよう、日夜懸命に努力しています。その生命を危険にさらしているスタッフも多くいますが、このような職員こそ、この受賞に十分に値すると言えましょう。

 1年前、皆様方各国の首脳はミレニアム・サミットで、「人類という家族全体の共通の家」として不可欠な国連の役割を再確認しました。そして今、ノーベル委員会は、その言葉を借りれば、「世界の平和と協力を話合いで実現する唯一の道は、国連を経由するものであることを宣言する」ために、この賞を授与したのです。

 より密接に、相互の結びつきを強めながらも、依然として残忍な紛争と冷酷な不正によって引き裂かれている世界の中で、人類がこの道を歩むこと、そして、私たちすべてがこれからの道を築くために懸命に努力することが、これまでに増して重要となっています。

 国連で働く私たち全員はきょう、誇りを感じながらも、今後はさらに多くのことが私たちに期待されることを考え、謙虚な気持ちを大切にします。

 ノーベル平和賞はとりわけ、人道に奉仕するためにこのような犠牲を払った同僚たちへの捧げ物です。彼らにとっても私たちにとっても、ただ一つの本当の賞は、平和それ自体なのです。