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世界食糧デー(10月16日)に寄せる
コフィー・アナン事務総長メッセージ

プレスリリース 01/90-J 2001年10月19日

毎年、世界食糧デーは私たちにとって、世界の飢餓との闘いに対する自らのコミットメントを新たにする機会となります。「飢餓と闘い、貧困の削減を」という今年のテーマは、それ自体として、また、全世界の貧困を軽減する一つの方策として、飢餓に取り組む必要性を浮き彫りにするものです。

 今日では、12億人の人々が絶望的な貧困状態で暮らしています。そのうち、慢性的な栄養不足にある人々は8億人を超えます。飢餓は貧困の最も極端な発現形態であるばかりでなく、貧困それ自体を永続化させ、悪化させることにもなります。飢餓に瀕した人々の生産性と成長の能力は妨げられます。これらの人々は個人としても、社会としても、その能力を発揮することができません。このことは経済と社会の発展全体にとって、壊滅的な結果をもたらします。

 私たちはこの悲惨な悪循環を断ち切らなければなりません。私たちは協調ある政治的意思と革新的政策を、農業と農村の開発、さらには社会的セーフティー・ネットへの投資と組み合わせなければならないのです。

 5年前、各国政府はローマでの世界食糧サミットで、2015年までに、世界の飢餓人口を半減させることを誓いました。私はきょう、加盟国に対し、この目標を達成すべく、新たな政治的・財政的コミットメントを動員するよう促します。最近のグローバルな出来事と経済の現状に照らせば、このコミットメントは以前にも増して重要になっています。

 私はまた、国際社会のすべてのパートナーに対し、今年の世界食糧デーに当たり、飢餓との闘いと貧困との闘いという二正面での闘いへの努力を新たにするよう促します。

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(SG/SM/7994, OBV/242)