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メディア・アドバイザリー:国連砂漠化対処条約(UNCCD)事務局長がTICAD V 出席のため訪日

プレスリリース 13-017-J 2013年05月13日

6月1日から3日まで開催される第5回アフリカ開発会議への参加に伴い、国連砂漠化対処条約(UNCCD)事務局長ルック・ニャカジャ氏(ベニン)が横浜(6月1-4日)と東京(6月5-6日)に滞在します。

大陸の3分の2を 砂漠と乾燥地が占めるアフリカにおいて砂漠化、土壌の劣化及び干ばつは主要な環境課題です。アフリカにおける農業 国内生産の年間4-12パーセントが環境劣化によって失われている現状があり、繰り返される大規模な干ばつもアフリカ、特にサヘル地域やアフリカの角と呼ばれるアフリカ大陸東端の半島地域を苦しめてきました。2011年の干ばつは、アフリカの角地域で過去最悪と言われています。

砂漠化、土壌の劣化防止および干ばつ対策における国連でのトップ・アドバイザーであるニャカジャ事務局長は6月2日(日)15時より、パシフィコ横浜アネックスホールのTICAD公式サイドイベント「西アフリカにおける砂漠化対処に向けて ― 渇く大地から未来を守れ」で基調講演を行います。メディアの方々の参加をお待ちしております

UNCCDは環境・開発問題と砂漠化防止を結びつける唯一の国際協定です。195加盟国(EUを含む)は乾燥地における貧困緩和、砂漠化の防止と反転及び干ばつの影響の軽減を目指しています。現在、168もの国々が食料安全保障を脅かす砂漠化(乾燥地における土壌劣化)の影響を受けているとされます。

アフリカの砂漠化・土壌劣化の現状、また土壌劣化ゼロを目指す国際的取り組みをより多くの方々に理解していただくために、ニャジャカ事務局長は横浜、東京での滞在中に取材を受け付けます。取材の申し込み先は以下の通りです。

-国連砂漠化対処条約(UNCCD)事務局
堀 幸恵(ほり ゆきえ)
E-mail: yhori@unccd.int
Tel: +49 173 268 7590 (携帯)
Tel: +49 228 815 2829 (事務局)

【ルック・ニャカジャ事務局長の略歴】

ベニン生まれ。2007年10月に国連砂漠化対処条約(UNCCD)事務局長に就任し、現在、第2期(2010-2013)を務める。事務局長就任以前は、ベニンの環境庁住宅都市開発大臣(1999-2005)を務め、その間、国連砂漠化対処条約締約国会合(COP)のベニン代表団団長として国連砂漠化対処条約プロセスを第一線で担う。また、生物多様性条約(CBD)、気候変動枠組み条約(UNFCCC)締約国会合においてもベニン代表団団長を歴任し、国内でのリオ条約間の連携強化においてリーダーシップを発揮してきた。環境、都市開発、持続可能な開発に関する閣僚級会合、その他の会議において議長も務めている。2003年3月、世界銀行の「2002年グリーンアワード」を受賞。

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