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事務総長、高須幸雄(たかす・ゆきお)氏を人間の安全保障担当特別顧問に任命

プレスリリース 17-021-J 2017年05月15日

©UN Photo/Rick Bajornas

アントニオ・グテーレス国連事務総長はこのたび、高須幸雄氏(日本)を人間の安全保障担当特別顧問に任命しました。

高須氏は2010年、すでに人間の安全保障担当特別顧問に任命されており、その後、管理担当事務次長を務めていた期間(2012-2017年)には、このポストを兼任しました。

高須特別顧問は、人間の安全保障に関する総会決議(A/RES/66/290)のフォローアップを主管します。また、国連システムの機関やその他のステークホルダーと連携しながら、加盟国と密接に協力し、持続可能な開発のための2030アジェンダ、難民と移民に関するニューヨーク宣言、仙台防災枠組および持続的な平和アジェンダに盛り込まれた人間の安全保障アプローチの推進に努めます。

高須特別顧問は、人間の安全保障を中心的な課題に据えることを求める国連の取り組みを先頭に立って進め、人間の安全保障アプローチの国連システム全体への適用に関する協力枠組みを推進し、人間の安全保障基金の運用とそのドナー基盤の将来的拡大について事務総長に助言を行うとともに、人間の安全保障ユニットの活動を指導することになります。高須氏は無給でこのポストを務めます。

高須氏は日本政府、国連、そして学界で長きにわたり、国連の活動に関連する輝かしい経験の持ち主です。外務省では国連日本政府常駐代表をはじめ、外交官としていくつかの要職を歴任したほか、国連でも事務次長補(財務官)などの要職を経験しています。

東京大学(法学部)とオックスフォード大学(マートン・カレッジ)に学んだ高須氏は現在、ハーバード大学、東京大学、政策研究大学院大学で研究者も務めています。

ニューヨーク、2017年5月8日

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