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国連本部で記念式典が行われましたー 修復工事で移設されていた「平和の鐘」が元の場所に戻りました

2015年05月07日

ニューヨーク国連本部で行われた修復工事(2009年~2014年)のために一時的に移設されていた「平和の鐘」が元の設置場所である「日本庭園(Japanese Garden)」に戻されたことを記念して、国連日本政府代表部は5月6日、祝賀式典を催しました。国連広報局もこの式典開催に支援を提供しました。

式典は当日午前9時(ニューヨーク時間)、スタート。国連広報担当事務次長の司会進行のもと、日本の吉川元偉・国連大使、潘基文国連事務総長、クテサ国連総会議長がそれぞれ演説し、平和の鐘を鳴らしました。

潘基文事務総長は、2001年の同時多発テロ事件の際に避難を余儀なくされたとき以外は、毎年、平和の鐘を鳴らし続けてきたとしたうえで、世界のすべての人々が国連本部から鳴り響く平和の鐘の音を聴き、平和のための協力の意思をあらたにすることを願うと述べました。

(和文テキスト→ https://www.unic.or.jp/news_press/messages_speeches/sg/14070/

(英文テキスト →
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=50783&Cr=ceremony&Cr1=#.VUrNc47tmqI

式典のはじめには、国連インターナショナル・スクールの合唱団によるジョン・レノンの「イマジン」の合唱が披露され、終わりには、タルミ・バイオリン・チルドレンズ・ファンデーション・フォー・ジ・アーツによるバイオリン演奏が行われました。

式典の模様はウェブキャストでご覧になれます。→ http://bit.ly/1Ii1fCM

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平和の鐘は1954年6月、日本国際連合協会から寄贈されたものです。1951年第6回国連総会(於:パリ)にオブザーバーとして出席した、当時日本国連協会評議員であった中川千代治氏が、「平和への願いを込めて、世界の人々のコインで平和の鐘を造りたい」と訴え、その訴えに賛同した国の代表やローマ法王、その他子どもたちを含む60か国以上の人びとから贈られた硬貨やメダルを使って鋳造されました。