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コフィー・アナン国連事務総長、
アルバロ・デソト氏を中東特使に任命

プレスリリース 05/044-J 2005年05月12日

コフィー・アナン国連事務総長は安全保障理事会に対し、国連中東和平担当特別調整官およびパレスチナ解放機構・パレスチナ自治政府への事務総長個人代表にアルバロ・デソト氏(ペルー)を任命する意思を伝えました。

デソト氏は直ちにその職に就任し、アナン事務総長とともに、5月9日にモスクワで開かれる中東和平4者協議会合に出席。デソト氏は、1999年10月から2004年12月まで特別調整官を務めたテリエ・ルード・ラーセン氏の後任となります。

新たな中東特使の任命は、再び活発になった和平への動きを当事者が維持するだけでなく、国際社会もこれを強く支援することが必要となっていることを受けたものです。特別調整官はこの意味で、中東和平プロセスに関連する国連のあらゆる活動を調整するとともに、当事者と国際社会が関与するすべての分野で事務総長を代表するという不可欠な役割を果たします。また、4者協議への事務総長特使も務めることになります。

特別調整官の行動の指針となるのは、安全保障理事会の中東関連決議で示された原則と、4者協議で提示された和平へのロードマップです。

ペルー出身のデソト氏はこれまで、国連平和維持活動で豊富な経験を積んでいます。最近では、事務総長の西サハラ担当特別代表を務めたほか、それ以前にも、キプロス担当特別顧問、ミャンマー担当特使、中米和平プロセス担当事務総長個人代表、政務担当事務次長補などのポストを歴任しています。

前任のテリエ・ルード・ラーセン氏は、特別調整官と事務総長個人代表を兼務し、最高水準の効率、能力、健全性を示しました。事務総長はその功績に敬意を表します。

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SG/A/921
2005年5月6日