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ハイチにおける国連の緊急支援活動に関して

プレスリリース 10-002-J 2010年01月19日

ハイチは2010年1月12日、過去202年来最大とされるマグニチュード7.0の大地震に見舞われました。国連の調査によれば、人口220万人の首都ポルトー・プランスでは、地震により約1割の建物が破壊され、約30万人の人々が家を失った、とされています。

国連諸機関は即座に声明を発表し、ハイチ政府や現地NGOとの協力のもと、緊急支援活動を開始しました。国連は1,700人のレスキュー隊と161頭のレスキュー犬を動員して救助支援活動を行っており、17日現在、70人の生存者の救出に成功しています。

17日に現地入りした潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は、ポルトー・プランスにおいて、国際社会に対し被災者への支援を訴えました。ハイチ人国連職員との会合で、事務総長は「国連および世界全体がこの厳しい状況を共有しながら、皆さんを全力でサポートしています」と強調しました。

国連諸機関は1月15日、総額6億ドル近い被災者援助基金を開設し、300万人にのぼる被災者を今後6カ月間にわたって支援する予定です。このうちの約半分が食料支援に充てられ、残りの半分は保健医療、飲料水、早期復興、防災教育などの主要なニーズに充てられます。

物資は依然として不足しており、たとえばテントに関しては2万張が必要なところ、目下のところ3,000~4,000張しか調達されていません。現地で救助支援活動の調整を担当している国連人道問題調整事務所(OCHA)の最高責任者ジョン・ホームズ氏は「ハイチ人の3人に1人が被災しています。負傷者の手当てや疾病のまん延防止、基本的な物資の調達など、早急な援助を行うことが必要です。時間的な猶予はありません」と述べています。

緊急支援活動への募金について

国連では、国連人道問題調整事務所(OCHA)の国連中央緊急対応基金(CERF)、国連財団(UN Foundation)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、WFP国連世界食糧計画の4機関で、ハイチ緊急支援活動への直接募金を受け付けています。国連を通して緊急支援活動への募金を希望される企業・個人の方は、以下の各機関のサイトをご参照下さい。

1.国連人道問題調整事務所(OCHA)
URL:
http://ochaonline.un.org/cerf/DonateNow/HowtoDonate/tabid/1819/language/en-US/Default.aspx
方法:下記の国連中央緊急対応基金(CERF)銀行口座へ、直接お振り込みいただけます。
JP Morgan Chase Bank
International Agencies Banking
1166 Avenue of the Americas
NY, NY10036-2780

Account Title: Central Emergency Response Fund (CERF) Charitable Donations
Account No.: 485 002671
ABA No.: 021000021
Swift Code: CHASUS33 (for international transfer)

2.国連財団(UN Foundation)
URL:
https://secure.globalproblems-globalsolutions.org/site/Donation2?idb=1649881960&df_id=1240&1240.donation=form1
方法:オンラインでのクレジットカード決済で募金いただけます。25ドル~5,000ドルまで選択可能。また、任意の金額でも可。

3.国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)
URL:
http://www.unhcr.org/emergency/haiti/global_landing.html
方法:フォームからクレジットカードで募金いただけます。

4.WFP国連世界食糧計画
URL:
https://www.wfp.org/donate/haiti
方法:フォームからクレジットカードで募金いただけます。
URL:
http://www.wfp.or.jp/info/feature.php?seq=158
方法:ゆうちょ銀行へのお振込みで募金いただけます。