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国際平和デー

プレスリリース 99/165 1999年09月06日

国際平和デーとは

 「国際平和デー」は毎年、国連の通常総会の開会日に祝われます。今年の総会は9月14日(火)に開会します。
 平和は世界の人々に共通の願いです。人類史上もっとも悲惨な戦争が終結した1945年に国連が創設されたことは、この普遍的な願いを体現したものといえます。国家間の平和を維持し、友好関係を発展させることは、国連の主要な目標の一つです。
 全世界の国々の国内および国家間の平和という理想を称え、これを強化するため、国連総会は1981年、9月の第3火曜日を「国際平和デー」に制定しました。総会はその決議で、すべての加盟国、国連システムの機関、非政府組織、人民および個人に対し、この日を適切な方法で祝うよう招請しました。
 さまざまな組織や団体は、その他の日にも平和記念行事を行っていますが、「国際平和デー」は、国連が宣言した唯一の公式記念日です。

国連での記念行事

 国連本部では、毎年この日に、「平和の鐘」の近くで特別記念行事を行います。約60カ国の人々からの寄付によるコインを鋳造して作られたこの鐘は、日本国連協会から国連に寄贈されたものです。平和の鐘は、国連事務局棟前の芝生にある西中庭に置かれています。毎年、通常は現地時間の午前10時(グリニッジ標準時14時)に、国連事務総長は特別のメッセージを読み上げて平和の鐘を鳴らし、全世界の人々に対して、少しの間、平和という普遍的な目標について考えるよう求めます。
 黙とうに続き、安全保障理事会議長は理事国を代表し、声明を読み上げます。
 同日中に、国連の通常総会が開会します。現地時間午後3時(グリニッジ標準時19時)の開会式では、総会議長が各国代表に対し、国際平和デーを記念して1分間の黙とうを捧げるよう求めます。

国連以外での記念行事

 平和デーを記念するもっとも一般的な方法は、黙とうを捧げることです。多くの国々では地元の市民団体や学校が平和デーを記念して、特別の行事や式典を開催しています。平和デーの真の意義は、世界中の人々が参加して、平和の意味とその実現へのコミットメントについて共に考えることにあります。

 

1999年9月14日、国連とともに「国際平和デー」を祝いましょう

 

 

 世界各国の皆さんに1999年9月14日(火)、現地時間の正午に1分間の黙とうを捧げ、「国際平和デー」を祝うとともに、国連による世界平和の実現の任務を支援してくださるようお願いします。

皆さんにできること

 正午に、校長、教師あるいは学生が、全校に次のアナウンスを行います。「国連とともに、国際平和デーを記念し、今から1分間の黙とうを捧げます。私達の美しい地球を分かち合うすべての人々が、平和と正義を手にできる世界を思い描いてください。」

その他にできること

  • 「ピース・ウォーク」の開催。
  • 国連旗と世界各国の国旗の掲揚。
  • 平和の歌を唱歌。
  • 学級会の開催。
  • 病院や老人ホームへの訪問。
  • リサイクル・センターでボランティア活動を行う。
  • 植樹を行う。
  • 新しい友達を作る。

 もし、皆さんの学校で「国際平和デー」の記念行事を行った際には、その内容をお知らせください。国連に短い報告書 (50語以内、英文) を送ってください。優秀な報告書と参加した学校の一覧は、国連のウェブサイト(www.un.org/Pubs/CyberschoolBus)に掲示します。みなさんの学校の名前と住所をお書き添えの上で、先生に報告書の許可をもらってください。

宛先:

Public Inquiries
GA-57, United Nations
New York, 10017
Fax: 212-963-6555
E-mail: inquiries@un.org
および 〒105-0001
東京都渋谷区神宮前5-53-70
国連大学ビル8階
国連広報センター
Fax: 03-5467-4455
E-mail:unictok@blue.ocn.ne.jp