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デジタル・ディバイドの架け橋
情報通信技術に関するグローバル・ボランティア部隊

プレスリリース 00/90 2000年09月01日

 ミレニアム・サミットの準備にあたり、コフィー・アナン事務総長はその「ミレニアム報告書」の中で、国連が媒介役を果たし得る効果的なパートナーシップ(協力)の具体例として、即座に実施すべきイニシアチブをいくつか表明した。「国連情報通信技術サービス」はその一つである。

 国連ボランティア(UNV)は、開発途上国・先進国間の「デジタル・ディバイド」を埋めるためのコフィー・アナン事務総長によるイニシアチブを率先して実施している。国連情報技術サービス(UNITeS)は、ネットコア・カナダとネットコア・アメリカを含む国際的な先端技術ボランティア部隊の連合体であり、ドイツのボンに本部を置くUNVの調整によって活動している。

 オンラインと現地の両方でボランティアを動員することにより、UNITeSは情報通信技術の活用と機会に関する訓練を提供している。保健、教育、環境および小規模の企業の各分野における情報技術の応用は、貧困と基礎的サービスへのアクセス欠如によって社会的に疎外されてきた人々に大きな恩恵をもたらすと期待される。UNVのプログラムはこの新たな試みに対し、後方支援、人的資源、および、ほぼ30年間にわたるボランティア活動の経験という点で貢献を行っている。

 UNITeSには政府、市民社会、開発機関、学界および民間セクターを含め、全世界の幅広い機関が参加することになる。このプログラムは、開発途上国の人々のボランティアとしての参加をできる限り促進し、南南協力を優先させる意図を持っている。長期的に、UNITeSがきっかけとなり、全世界でこのようなデジタル部隊が次々と創設されることが期待される。

UNITeSボランティア活動中

 UNITeSは2000年8月1日に活動を開始し、ボランティアはインドのオリッサ州に赴任している。その他、進行中のUNITeSのイニシアチブとしては、ブータン、ボツワナ、チリ、エクアドル、ヨルダン、モンゴル、セネガルおよび南アフリカでの企画があげられる。主要なパートナーとしては、ボランティア・ネットワーク、非政府組織(NGO)、政府、国連開発計画(UNDP)および世界銀行が参加している。

 UNITeSのイニシアチブは、情報通信技術の分野での格差をなくすための新世代のボランティア活動に乗り出した。インターネット利用者全体の約88%は、世界人口のわずか15%を占める先進国の人々である。新しいコンピュータを購入するために、平均的な米国国民はおよそ1ヵ月分の収入を費やすが、平均的なバングラデシュ人は、8年間にわたって貯金しなければならない。

 UNITeSのホームページ(www.unites.org)も発足している。このサイトでは、情報通信技術の他、ボランティア活動と地球的開発全般に関連する議論と討論が行われている。同サイトはまた、UNITeS/UNVプログラムの価値と目標に関するフィードバックを行うほか、開発機関、その他のボランティア団体およびIT専門家を関与させるねらいを持っている。このホームページが完成すれば、UNITeSのあらゆる情報サービスと管理ツールの利用者とをつなぐ直接的インターフェースの役割を果たすことになろう。

 詳しくは以下にお問い合わせください。

United Nations Volunteers(UNV)
External Relations Group

Klas Bergman
電子メール:klas.bergman@unv.org
電話:(49 228) 8152511

Nanette Braun
電子メール:nanette.braun@unv.org
電話:(49 228) 8152220

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