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国際障害者デー(12月3日)事務総長メッセージ

プレスリリース 13-089-J 2013年12月03日

「壁を取り払い、扉を開こう:すべての人々が参加できる社会のために」

世界で10億人以上が障害を持って暮らしています。私たちは、恥辱を助長し組織的に差別を行うような態度を改めることにより、障害を持つ人の社会参加を妨げるすべての壁を取り除かなければなりません。

9月に開催された国連総会の「障害と開発に関するハイレベル会合」において、国連加盟国は疎外が障害を持つ人々の生活だけでなく、地域および社会全体の開発にいかに悪影響を与えるかについて話し合いました。各国は障害者参加型の開発を支援するため、国内および国際的行動を取ることを再確認しました。国連システムはこれからもその取り組みを支援していきます。すべての人が平等に参加できる持続可能な開発を支援するインフラとサービスを目指し、より一層努力しなければなりません。

このことは、障害を持つ人々が参加できる環境をつくることで、自分たちの権利と利益に影響するプロセスに自ら参加し、重要な役割を果たすことを含みます。そのために、国連本部に国連アクセシビリティ・センターを開設する予定です。国連システムの他のメンバーとパートナーにも、後に続くよう求めます。

今日の「国際障害者デー」にあたり、私は各国政府、国連システムのメンバー、企業、および市民社会に対し、壁を取り払って扉を開き、障害を持つすべての人々に機会を与えるよう呼びかけます。すべての人々が参加できる社会をともに築こうではありませんか。

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今年の9月23日に国連本部で開催された「障害と開発に関するハイレベル会合」で演説するスティービー・ワンダー氏(国連ピース・メッセンジャー) UN Photo/Amanda Voisard