核実験に反対する国際デー(8月29日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ
プレスリリース 26-042-J 2026年08月28日

「核実験に反対する国際デー」は、核実験がもたらす破壊的な結果という、人類が苦い経験を通じて得た教訓を想起させる日です。
それはまた、核爆発によってその暮らしや土地、子孫たちまで傷を負わされた犠牲者や被害者の方々に思いを馳せる日でもあります。
彼らの苦難は過ぎ去った歴史ではありません。警告です。
地政学的な緊張や分断、不信が高まる今、私たちがそうした警告に耳を傾けることはかつてなく重要になっています。
今年は包括的核実験禁止条約(CTBT)の署名手続きが始まってから30年、そしてセミパラチンスクの核実験場が閉鎖されてから35年にあたります。この重要な節目は、人類が破滅ではなく、自制を選ぶことが可能であり、また、そうしなければならないことを私たちに思い出させてくれます。
核実験は強さを証明するものではありません。それは信頼を打ち砕き、実験の応酬の誘因となり、核軍拡を助長し、そして今なお過去の核実験の遺産を抱えて暮らすあらゆるコミュニティーを裏切ります。
世界が再び核爆発を目にするようなことがあってはなりません。
私はすべての核保有国に対し、現在の一時停止措置を維持するとともに、CTBTを遅滞なく発効させるための行動を起こすよう呼びかけます。
この国際デーが設けられた意義を思い出しましょう。
そして、核実験の終結に向けて決意を新たにしようではありませんか。
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