核実験に反対する国際デー(8月29日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ
プレスリリース 24-056-J 2024年08月28日
およそ80年にわたり、世界の60を超える場所で、2,000回を超える核実験が行われてきました。
これらの実験は、破壊という遺産を残し、土地を居住不可能にし、人々に長期にわたる健康被害をもたらしました。
核実験の再開を求める最近の声は、過去の悲惨な教訓が忘れられつつある、あるいは無視されつつあることを示しています。
「核実験に反対する国際デー」にあたり、世界は、このような実験を完全に終わらせるために声を一つにしなければなりません。
包括的核実験禁止条約(CTBT)は、いかなる核実験をも禁止する唯一の条約であり、不可欠で、検証可能な安全保障のツールです。
しかしCTBTは、いまだに発効していません。
核実験の被害者たち、そして未来世代の人々の名の下に、私は、CTBT発効のために批准が求められているすべての国々に対し、直ちに、無条件で批准するよう呼びかけます。
人類に課せられた試験に合格し、永久に核実験を禁止しようではありませんか。
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