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教育の国際デー(1月24日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長ビデオ・メッセージ

プレスリリース 22-002-J 2022年01月24日

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、世界中で教育を大混乱に陥れました。

ピーク時には約16億人の生徒や学生が、勉学の中断を余儀なくされ、その状況は未だに終わっていません。

今日、学校の閉鎖によって3,100万人以上の生徒の生活が未だ混乱しており、学びの危機は世界的に深刻化しています。

私たちが行動を起こさなければ、開発途上国において、学校を離れ文字を読めない子どもの割合は、53%から70%に増える恐れがあります。

しかし、教育の混乱はアクセスと不平等の問題に留まりません。

技術革新や働く環境の未曾有の変化、気候緊急事態の発生、人々と公的機関の間に広がる信頼の喪失などにより、私たちの世界は目まぐるしく変化しています。

従来の教育システムは、すべての人々にとってより環境に配慮した、より良い、より安全な未来を創るために必要な知識、スキル、価値を上手く提供できずにいます。

教育は、卓越した公共の利益であり、持続可能な開発のための2030アジェンダ全体を実現するために欠かせないものです。

国際社会は、教育の提供、品質、適切さに対して無知では済まされません。

私が今年後半に教育変革サミットを招集する理由は、ここにあります。

教育に対して、私たちが再び一致団結して取り組む時が来ました。

それは、生徒が失われた学習機会を取り戻すよう支援する包括的な計画への投資を意味します。

経済と社会の変革や持続可能な開発の進展の加速化を目指し、より広範な復興への取り組みの中核に教育を置くことを意味します。

開発途上国との財政的な連帯を意味します。

そして、今から2030年までの間に国の教育システムをどのように進化させ変革できるかを考えるために、振り返りと分析をすることを意味します。

教育変革サミットは、世界のリーダー、若者、そしてすべての教育関係者が一堂に会してこうした基本的な問題を検討する、初めての機会となります。

「教育の国際デー」にあたり、今年後半に開かれるサミットの準備の中で、公共の利益であり復興とその後の政治的最優先事項である教育をその中心において、すべての人が団結しようではありませんか。

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原文(English)はこちらをご覧ください。