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国際移住者デー(12月18日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 21-072-J 2021年12月17日

©UN Photo/Mark Garten

 

今年の「国際移住者デー」にあたり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行(パンデミック)を含む多くの困難に直面する中、私たちは世界中の移民による貢献を認識しています。

移民は、広範なスティグマ(偏見)、不平等、排外主義や人種主義に直面し続けています。移民の女性や女児たちは、増加するジェンダーに基づく暴力のリスクに直面していますが、支援を求めるための選択肢は狭まっています。国境が閉鎖されたことで、多くの移民が収入も住まいもないまま困窮し、母国へ戻ることもできず、家族から引き離され、先行きが不透明になっています。

しかし、パンデミックの間中、移民はあらゆる場所で社会を豊かにしてきましたし、多くの移民が科学者、医療従事者、エッセンシャルワーカーとしてパンデミックへの対応の最前線に立っています。

来年の国際移住レビューフォーラムでは、「安全で秩序ある正規の移住のためのグローバル・コンパクト」の実施状況を確認します。これは、私たちがよりレジリエント(強靱)で公正かつ持続可能な社会を構築しようとする中、移民を全面的に包摂する取り組みを前進させる機会です。私は、本コンパクトを強化し、加盟国などに関与を促すために国連移住ネットワークが立ち上げた誓約を募るキャンペーンを歓迎します。

移民との連帯は、これまでになく急務となっています。

私たちは、移住に対してより効果的な国際協力とより共感をもったアプローチを必要としています。それは、国境を人道的に管理し、あらゆる人々の人権と人道上のニーズを十分に尊重し、各国のCOVID-19ワクチン接種計画に移民を含めるようにすることを意味します。また、移民と受け入れ国の双方に対する正規の入国経路の価値を認識することも意味します。そして、根深い不平等など移住の根底にある要因に対処し、人の密輸や人身取引と闘うことでもあります。

「国際移住者デー」にあたり、安全で尊厳ある移住への決意を再確認しようではありませんか。

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