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世界保健デー(4月7日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長ビデオ・メッセージ

プレスリリース 20-019-J 2020年04月07日

私たちは全員、極めて困難な状況の中で今年の「世界保健デー」を迎えることとなりました。

きょうの私のメッセージは、看護師や助産師、技師、救急医療隊員、薬剤師、医師、運転手、清掃員、管理者など、私たちの安全を守るために昼夜を問わず働いている多くの医療従事者に向けられています。

私たちはきょう、自分自身を危険にさらしながらも、今回のパンデミックによる甚大な被害と闘うために、24時間体制で取り組んでいる皆さんに対し、これまでよりもさらに深く感謝します。

2020年は「看護師・助産師の国際年」でもあります。私はこれらの人々の具体的な専門知識と意欲も称えたいと思います。

私たちにはすべて、看護師と助産師によるケアとプロ意識に感謝すべき理由があります。私は身をもってそれを感じています。 看護師は医療の最も大きな負担のいくつかを背負っています。

また、困難な仕事を長時間にわたってこなしながら、けがや感染のリスクにさらされ、さらにはこうした仕事がトラウマになって生じかねない精神衛生上の重荷さえ担っています。人生の終わりに安らぎを与えてくれることも多くあります。

一方、助産師は人生の始まりに安らぎを与えてくれます。パンデミックが起きれば、新生児を安全にこの世界に迎え入れるという仕事は、さらに困難を極めます。

世界中の看護師と助産師の方々、皆さんの活動に感謝いたします。

精神的につらいことが多く起きている今この時に、私はすべての医療従事者の方々に対し、私たちが皆さんを支持し、頼りにしていることをお伝えしたいと思います。

皆さんは私たちに誇りと励ましを与えてくれます。私たちはこの恩を忘れません。

毎日、あらゆる場所で世の中を変えている皆さんに感謝いたします。

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