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ルワンダにおけるジェノサイド25周年に寄せる アントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ (2019年4月7日)

プレスリリース 19-018-J 2019年04月05日

今年は、最近の人類史上、最も暗い出来事の一つであるルワンダのツチ人に対するジェノサイド発生から25周年にあたります。この事件では、3カ月足らずの間に、80万人以上が組織的に殺害されました。犠牲者の中には、圧倒的多数のツチ人に加え、ジェノサイドに反対した穏健派のフツ人やその他の人々も含まれていました。私たちはきょう、こうして殺害された人々を悼むとともに、生き残った人々の苦痛と強さに思いを馳せます。

私たちが、このような残虐行為を二度と許さないという決意を新たにする中でも、世界各地では排外主義や人種主義、不寛容という危険な動きが台頭してきています。特に懸念すべきは、ヘイトスピーチや暴力の扇動の急激な蔓延です。これは私たちの価値に対する侮辱であり、人権や社会の安定、平和を脅かすものです。どこで起きようとも、ヘイトスピーチと暴力の扇動を突き止め、これに立ち向かいつつ、過去に見られたように、これが憎悪犯罪やジェノサイドへとつながらないようにすべきです。

私はすべての政治、宗教、市民社会のリーダーに対し、ヘイトスピーチと差別を拒絶するとともに、社会的一体性を根底から損ない、憎悪と不寛容の温床となるその根本的原因に取り組み、これを緩和すべく、精力的な取り組みを行うよう呼びかけます。

私たちの社会にはすべて、邪悪な能力だけでなく、理解や優しさ、正義、和解という資質も備わっています。すべての人にとって和やかな未来の構築に努めようではありませんか。それこそが、25年前のルワンダの悲劇で命を失った人々を追悼する最善の方法なのですから。

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