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世界エイズ・デー(12月1日)に寄せる事務総長メッセージ

プレスリリース 08-069-J 2008年11月27日

世界エイズ・デーが20回目を数える今年、私たちは新時代の幕開けを迎えています。

HIVの新規感染者は減少しています。エイズによる死者も少なくなってきました。

この成功の裏には、エイズを食い止めるため、世界中で先頭に立って活躍している人々がいます。各国政府もHIVの予防や治療、ケア、支援の全面的普及という約束を果たしつつあります。

しかし、これはほんの始まりにすぎません。安心している余裕はないのです。

エイズが消え去る見込みはまだありません。HIV感染者の数は、治療が追いつかない速さで増大し続けています。エイズは今でも、全世界の10大死因の一つに数えられているほか、アフリカでは最大の死因となっています。

目下の課題は、リーダーシップを保つことにあります。私たちは着手したことをさらに進めなければなりません。そして、この勢いを維持していかなければならないのです。

私たちは、エイズに対する偏見と差別をなくすことで、多くの人々がHIVの予防について学び、治療を受けられるようにせねばなりません。そのためには、十分な資源を確保し、コミュニティや各国全体に実質的な影響力を及ぼすサービスの提供が必要です。

エイズに関しては、リーダーシップ、エンパワーメント、そして実行がこれまで以上に現実的かつ緊急な課題となっているのです。

私は最近、HIVに感染したコンゴの女性が、国連を通じて治療薬を受け取った話を読みました。現在、この女性は「希望を与えるチーム」というグループの一員として、他の家庭がHIVに立ち向かう手助けをしています。

今年の世界エイズ・デーにあたり、私たちすべてが励ましの言葉で「希望を与える」者となり、エイズのない未来の創造に向けた行動を起こしていこうではありませんか。