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国際障害者デー(12月3日)事務総長メッセージ

プレスリリース 12-061-J 2012年12月03日

今年のパラリンピックは、障害を持つ人々がベストを尽くし、人々に感銘を与える大きな能力を備えているという事実を改めて認識させました。ある少女は、パラリンピックの金メダリストに次のような手紙を送っています。「生活の困難を克服し、スポーツで新たな勝利と新たな高みを目指すあなたの姿から、私は元気と感動をもらいました」

障害を持つ人々は、社会に大きなプラスの影響を与えます。しかし、障害者の参加に対する障壁を取り除けば、もっと大きな貢献が可能なはずです。現在、世界には10億人以上の障害者がいることからも、その意義は以前にも増して重要だといえます。

この問題に関して国連ピース・メッセンジャーを務める伝説的スーパースター、スティービー・ワンダーさんは、他者への奉仕という精神をまさに体現しています。今年の「国連デー」でも、素晴らしいコンサートを披露した後、次のように語っています。「私はまだ、国連のために、そして国連を通じて、この世界を癒すためにしようと思っていたことを何一つしていないのです」

すべての人々に必要かつ当然なアクセスの平等を提供することは、私たちの課題です。これが実現すれば、すべての人にとってよりよい世界ができ上がるでしょう。今年の国連持続可能な開発会議(リオ+20)で交渉に当たった人々が合意したとおり、私たちが望む未来を実現するうえで、アクセシビリティは欠くことのできない要素となっています。

私たちはともに、差別と阻害を排除し、多様性と社会的一体性を尊ぶ社会を作り上げるという「国連障害者の権利に関する条約」の目標達成に努めなければなりません。

善意の約束と遅れている対策との格差を縮める行動を促すため、国連総会は来年、障害と開発に関するハイレベル会合を開催することになっています。この会合は、国際社会が2015年以降に向けた開発課題の策定を進める中で開かれるため、こうした課題の中で障害を持つ人々の権利、懸念、そして貢献の十分な考慮を確保する機会にもなるはずです。

今年の「国際障害者デー」は、このハイレベル会合に向けた準備の正式な開始を告げるものです。障害者が権利を享受し、大きな潜在能力を発揮できるよう努めることにより、その意義を最大限に高めようではありませんか。

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