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ホロコースト犠牲者を想起する国際デー(1月27日)事務総長メッセージ

プレスリリース 17-005-J 2017年01月27日

私たちはきょう、人類史上無比の悲劇となったホロコーストの犠牲者を悼みます。

世界には、ホロコーストがユダヤ人をはじめ、多くの人々の抹殺を図る組織的な試みであったことを記憶にとどめる義務があります。

ホロコーストが単に、ナチスの犯罪者集団による狂気の結果であったと考えることは、危険な過ちです。それどころか、ホロコーストはユダヤ人に対する数千年にわたる憎悪、責任転嫁と差別、すなわち、私たちがいま反ユダヤ主義と呼んでいるものが最も高まった結果として生じたのです。

悲しいことに、私たちの決意に反し、反ユダヤ主義はまだ、その勢いを保っています。また、私たちは過激主義や排外主義、人種主義、イスラム教徒に対する憎悪が高まる様子にも、心を痛めています。不条理と不寛容が再燃しているのです。

こうした動きは、国連憲章世界人権宣言に謳われた普遍的価値に真っ向から反するものです。

私たちは、人々が苦しむ様子を見て黙っていることも、無関心でいることも絶対にできません。

私たちは常に、社会的に弱い立場にある人々を守るとともに、人々を苦しめる者たちを裁きにかけなければなりません。

そして、今年の国際デーのテーマが表すように、より良い未来は教育にかかっています。

20世紀の恐怖の後に訪れた21世紀に、不寛容の入り込む余地などないはずです。私は国連事務総長として最前線に立ち、反ユダヤ主義をはじめ、あらゆる形態の憎悪と闘うことを皆さんにお約束します。

すべての人が尊厳と平等を手にできる未来を築こうではありませんか。また、そうすることによって、私たちが決して忘れてはならないホロコーストの犠牲者たちに、敬意を示そうではありませんか。

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