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国際平和デー(9月21日)事務総長メッセージ

プレスリリース 16-083-J 2016年09月21日

©UN Photo/Rick Bajornas

国連は毎年の「国際平和デー」にあたり、戦闘当事者に対し、武器を置いて24時間の世界規模での停戦を守るよう呼びかけています。戦いのない1日という象徴的な出来事は、紛争の終結が可能であると同時に、義務でもあることを改めて痛感させてくれるからです。

しかし、平和には武器を捨てることよりもはるかに大きな意味があります。それは、人々が貧困のない暮らしを送り、豊かさを共有できるグローバル社会を作るということです。それはまた、世界全体が一つの家族として共に成長し、お互いを思いやるということにほかなりません。

今年の平和デーは、平和の基盤としての17の「持続可能な開発目標(SDGs)」を中心的テーマに掲げています。紛争はしばしば、人々が限られた資源を奪い合うことから始まります。「持続可能な開発のための2030アジェンダ」は、私たちが誰も置き去りにしないことによって、このような紛争の発生を防ぐための青写真です。

国連加盟193カ国は昨年9月、17のSDGsを全会一致で採択し、明確なメッセージを送りました。

持続可能な開発は恒久的平和に不可欠であり、しかもこれら二つは人権の尊重に依存しています。私たちはこの地球を守らねばなりません。そして、私たちに共通のすみかを将来の世代にとって安全な場所にするためには、協力するより他に道はないのです。

私たち全員が持続可能な開発の擁護者となり、2030アジェンダとSDGsについて広く伝えることができます。私たちはまた、将来に対する約束を守る責任を、自分たちの政府に問うこともできるのです。

すべての人間が尊厳と平等を手にできるよう、そして、地球の環境を改善し、誰も置き去りにすることがないよう、全員で協力しようではありませんか。

今年の「国際平和デー」にあたり、SDGsの擁護者となる決意をぜひとも表明してください。

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