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国連デー(10月24日)事務総長メッセージ

プレスリリース 15-096-J 2015年10月24日

世界のどの国でも、国旗は誇りと愛国心の象徴です。しかし、私たち全員の旗は一つしかありません。

戦時中の韓国で育った私にとって、国連の青い旗は希望を象徴するものでした。

創設70年を迎えた国連は、今でも全人類を導く光です。

国連は毎日、空腹を抱える人々に食料を、家を追われた人々に避難所を提供しています。

国連は、放っておけば予防可能な病気で命を失ってしまうことになる子どもたちに、予防接種を行っています。

国連は、人種や宗教、国籍、ジェンダー、性的指向に関係なく、すべての人々の人権を擁護します。

国連の平和維持要員は、紛争の前線に展開し、国連の調停者は、戦闘員を交渉の席に着かせ、国連の救援要員は、危険な状況の中で救命援助を届けています。

国連は、70億人を数える全世界の人々に奉仕するとともに、私たちにとってかけがえのない故郷である地球を大切に考えています。

そして、国連憲章の精神を体現しているのが、多様かつ様々な才能をもつ国連の職員です。

国連創設70周年は、こうした職員の献身的な貢献を認識するとともに、職務遂行のために尊い犠牲を払った人々に敬意を表する機会です。

世界は多くの危機に直面し、国際的な集団行動の限界も痛ましいほど明らかになっています。それでも、今日の課題に独力で取り組める国や組織はありません。

時代を超えて引き継がれる国連憲章の価値観を、私たちの指針としなければなりません。「われら人民」に奉仕するために「われらの力を合わせ」ることこそ、私たちが共有する責務なのです。

国連創設70周年を記念し、世界各地のモニュメントや建物は、国連ブルーにライトアップされます。この画期的な節目となる記念日に光を当てながら、すべての人にとってより良く、より明るい未来を目指すという私たちの決意を改めて確認しようではありませんか。

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