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国際生物多様性の日(5月22日)事務総長メッセージ

プレスリリース 15-042-J 2015年05月22日

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地球上に存在する生命の多様性は、現在および将来の世代の繁栄にとって欠かせないものです。生物多様性の保全、回復、および持続可能な利用は、様々な社会的課題の解決に貢献します。

生態系を保全し、貧しい人々や社会的弱者による生態系サービスへのアクセスを確保することは、極度の貧困と飢餓を撲滅するうえで不可欠なものです。森林破壊や土地劣化を削減し、森林、乾燥地帯、放牧地、耕作地における炭素ストックを強化することは、大きな社会的・経済的利益をもたらします。また、これは費用対効果の高い気候変動緩和策でもあります。

持続可能な開発の枠組みは、いかなるものであれ、生物多様性の保全とその持続可能な利用、より公平な利益の共有、および生物多様性の損失をもたらす要因を削減させていくような条件を生み出すものでなければなりません。現在、持続可能な開発目標と、より広範なポスト2015開発アジェンダに関する交渉が進められています。これらは、生物多様性を主流化し、経済や社会において生物多様性をどう利用し、どうとらえるかを大きく変える機会となっています。

世界的に採択された生物多様性戦略計画2011-2020および愛知目標は、加盟国がポスト2015持続可能な開発アジェンダの実施方法を検討するうえで有用なモデルとなります。愛知目標の達成と生物多様性の損失へのより広い形での取り組みは、ポスト2015開発アジェンダの達成に大いに貢献することでしょう。

国際生物多様性の日を迎えるにあたって、人間と地球の未来のために生物多様性の損失の減速に向けた世界的な取り組みをさらに進めていくことをあらためて誓おうではありませんか。

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