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「パレスチナ人民連帯国際デー(11月29日)」に寄せる
コフィー・アナン国連事務総長メッセージ

プレスリリース 00/111-J 2000年11月30日

 この重要な日に、パレスチナ人民に対し、また包括的で公正、恒久的な解決を目指すすべての人々に対し、私からメッセージを発することができますことを嬉しく思います。私は、ここ2ヵ月間の暴動において死傷者を出したご遺族に対し、心から哀悼の意を表したいと思います。私は、私の持てるあらゆる手段と力を投じて、今回の暴動を終結させ、関係当事者間の信頼回復につとめていくことをここに約束します。

 今年のパレスチナ人民連帯国際デーは、極めて微妙で難しい時期にあたりました。昨年1年間、両当事者は、数十年にわたる疑念と憎悪を克服し、調和と協力の橋を築こうと断固とした決意で取り組みを続けてきました。残念なことに、今年9月に東エルサレムで起こった出来事の後、現地の状況は急速に悪化し、危機的状況に陥り、将来の交渉の見通しが立たなくなっています。

 このような状況の悪化に際し、私は、両者の指導者に対し、公の場での感情的な発言を控え、極めて慎重に自分の言葉を選ぶように訴えました。この同じ訴えは、国際社会全体にも投げかけられるべきものです。私たちは、皆、心から平和を求めているパレスチナ人とイスラエル人を支援するために最善を尽くすべきです。私は、この機会をとらえ、パレスチナとイスラエルの両者に対し、過去9年間の成果を大事にして、平和と和解への道をしっかりと歩んでいくことを求めたいと思います。

 ここ数週間における現地の情勢の悪化は、パレスチナの経済に極めて大きな損害を与えています。この紛争の結果、ここ数年来改善していた失業率や貧困率がこのところ著しく上昇しました。パレスチナ人の間では、絶望と不満と怒りの感情が高まりつつあります。このような状況下では、できるだけ早く落ち着きを取り戻し、経済状況を修復するために和平交渉を再開することが不可欠です。

 最後に、私は、和平プロセスを通して両当事者を支援するという国連の全面的な公約を繰り返したいと思います。私は、また皆様に対し、パレスチナ問題の包括的で、公正、恒久的な解決が達成され、中東に平和と繁栄がもたらされるまで、国連がその支援を今後も続けることを皆様に保証します。

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(SG/SM/7641,OBV/180,PAL/1883)