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世界電気通信デー(5月17日)に寄せる
コフィー・アナン国連事務総長メッセージ

プレスリリース 02/040-J 2002年05月14日

~情報格差(デジタル・デバイド)をなくすための緊急行動を要求~

 今年の世界電気通信デーのテーマは、「すべての人のための情報通信技術(ICT):情報格差をなくすための人々のエンパワーメント」です。

 デジタル革命は、将来の繁栄と進歩にとって頼もしい味方です。情報通信技術(ICT)を使えば、中小企業でもその地域、国、そして世界の市場の中心に直接飛び込んでいくことができます。遠隔医療の技術があれば、人里はなれた辺鄙な村であっても最新の健康・医療情報へアクセスすることができます。また、ICTは、低コストでの遠隔学習を促します。さらに、市民社会に力を与え、民主的な制度や組織を強化し、政府の透明性と説明責任を高めることができます。

 しかし、残念ながら、ICTの後押しを最も必要としている国やコミュニティが、それを最も利用しにくい状況にあるというのが現実です。識字率と教育レベルの低さが、情報格差の「アクセス・ギャップ」を生み出す要因となっています。

 特に重要なのは女性の役割です。女性は世界の貧困者の60%を占めています。これまでの経験から、女性に力が与えられると、家族全体、そして社会全体が恩恵をこうむることがわかっています。ですから、女性がICTにアクセスでき、それを利用できるように促進することが不可欠なのです。また、先進国においても途上国においても、より多くの女性がICTの創造、設計、意思決定に参加するよう奨励しなければなりません。

 皆さん、世界電気通信デーというこの機会に、国による情報格差、また農村と都市、裕福な人々と貧しい人々、教育を受けた人々と受けていない人々、男性と女性の間の情報格差に橋を架けると決意しましょう。そして、世界のすべての人々がICT革命の可能性から恩恵を受けることができるよう、緊急に行動しましょう。

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SGSM8230 OBV272

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