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民間セクターと開発に関する委員会が発足
アナン国連事務総長、ミレニアム開発目標の推進を呼びかけ

プレスリリース 03/074-J 2003年08月05日

コフィー・アナン国連事務総長は7月25日、国連本部で行われた「民間セクターと開発に関する委員会(Commission on the Private Sector and Development)」の発足式で、以下の開会の辞を述べました。
 
 本委員会の誕生は、国連と民間セクターとのパートナーシップが急速に発展していることのもう一つの証といえます。
 
 それはまた、21世紀により良い世界を築き上げるための設計図である「ミレニアム開発目標」の達成に向けた取組みにおいて、このパートナーシップが重要であることを如実に物語っています。
 
 極端な貧困の半減からHIV/エイズ蔓延への歯止め、さらには、初等教育の完全普及に至るまで、いずれも2015年という目標達成期限を備えたミレニアム開発目標は、一連の簡潔で力強い目標を示しています。それは、ニューヨークからナイロビ、さらにはニューデリーに至るまで、男性も女性もだれもが簡単に理解し、支持することのできるものです。
 
 民間セクターからの支援がなければ、こうした目標は達成できません。とりわけ、開発途上国自体で強力な民間セクターが雇用を創出し、繁栄を築き上げない限り、目標の達成は不可能です。
 
 本委員会はこうした問題の斬新な分析と、実際の効果を期待できる現実的な提言を提供できるものと、私は大いに期待しています。
 
 グローバル・コンパクトによるものを含め、すでにその実現を示す明るい兆候が多く見られています。グローバル・コンパクトとは、普遍的な価値を支持する行動を促すという共通の目的のもと、企業、政府、国連機関、労働界および市民社会の結集を図る国連の企業市民イニシアティブです。
 
 国連開発計画(UNDP)は世界中の多くの国々で、対話、学習およびプロジェクトの着想を与え、グローバル・コンパクトを地域に浸透させています。すでに具体的なイニシアティブが固まりつつあるケースも見られます。
 
 また、「後発開発途上国における持続可能な事業育成」など、戦略的なプロジェクト・パートナーシップや意欲的なイニシアティブも生まれています。
 
 私は本委員会が、このような成果を上げているアプローチを土台として、成功事例をどのように拡大できるか、そして、企業は他の行為者とどのように協力すればプラスの変革をもたらすことができるのかを明らかにするものと期待しています。
 
 道のりは長く、前進を続けることはきわめて重要です。結局のところ、開発のための活動の大半は、より公平で豊かな社会の構築に必要な雇用と所得を提供できるよう、民間セクターの活動を活発化させるための土台を築くことに他なりません。本委員会はこの任務に画期的な変化をもたらすものと、私は大いに期待しています。