• プリント

パレスチナ人民連帯国際デー(11月29日)事務総長メッセージ

プレスリリース 14-076-J 2014年11月26日

この1年はパレスチナ、イスラエル、そして平和を求めるすべての人々にとって、再び暗く、悲しく、残念な1年となりました。今年の夏、世界は50日間にわたり、ガザ地区で残虐、非情な戦いが繰り広げられる様子を目の当たりにしました。過去6年間で3度目の紛争となったのです。

私はここ数カ月の間に2度、この地域を訪問しました。1度目の訪問は、戦闘が終わるよう支援し、そして2度目の訪問は、戦闘終結後の状況を視察し、大がかりな再建への取り組みに力を貸すことが目的でした。

ガザで私が行った発言を繰り返したいと思います。イスラエルの民間人を無差別に標的とするハマスのロケット弾攻撃を非難します。こうした攻撃は、双方に苦痛以外の何物ももたらさないからです。

イスラエルで私が行った発言も繰り返したいと思います。イスラエル軍による大規模な破壊は、軍民の区別と相応の反撃という原則の遵守について、深い疑念を提起し、また説明責任を求める声が広がっています。民間人を保護し、国際人権・人道法を遵守するためには、はるかに多くの取り組みが行われなければなりません。

長期的な安定は、紛争の根本的原因に対処できるかどうかにかかっています。それはすなわち、ガザの封鎖を解除し、半世紀に及ぶパレスチナ人の地の占領に終止符を打ち、イスラエルの正当な安全保障上の懸念に取り組むことにほかなりません。

私たちは今年の連帯デーにあたり、ガザその他の地域に暮らす多くのパレスチナ難民に思いを馳せます。パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、ガザやヨルダン川西岸地区だけでなく、ヨルダン、レバノン、シリアに暮らす数百万のパレスチナ人にとっても、まさに生命線となっています。私はすべてのドナーに対し、UNRWAとガザの再建に対する強力な支援を続けるよう求めます。

私は、エルサレムとヨルダン川西岸地区の情勢を深く憂慮しています。双方の過激派が議論の行方を左右しているからです。私はすべての当事者に対し、こうした勢力に立ち向かい、節度をわきまえるとともに、これら聖地を律する現状を尊重するよう呼びかけます。私はまた、占領下にある東エルサレムを含め、ヨルダン川西岸地区でのイスラエルの入植活動も繰り返し非難しています。

関連の国連決議に基づき、交渉によって公正な政治的解決を図ること以外に、紛争を終結できる道はありません。

イスラエルとパレスチナの人々は、住む場所も運命も共にしています。お互いを消し去ることなどできません。この地域に暮らす人々が日を追うごとに、お互いがつながっているという気持ち、お互いを思いやる気持ち、お互いに共通の人間性と共通の未来があることを理解する気持ちを失っていることについて、私は深い懸念を抱えています。

今年の「連帯国際デー」にあたり、私は両当事者に対し、危機的な状況を回避するよう呼びかけます。愚かな破壊の悪循環には、終止符を打たねばなりません。平和という好循環をスタートさせねばならないのです。

* *** *