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世界ハビタット・デー(10月6日)に寄せる
コフィー・アナン国連事務総長メッセージ

プレスリリース 03/103-J 2003年10月07日

~都市に住む貧困者に十分な衛生設備と清潔な水を~

 2003年世界ハビタット・デーのテーマ、「都市の水と衛生」は、都市部の貧困層に、清潔な水と一定水準の衛生設備を提供する必要性に力点をおくものです。

 急速に都市化が進み、すでに世界の人口の半分が都市や町に暮らす現在、10億人以上の人々が、清潔な水と十分な衛生設備がないことで、日々の生活に非常に困っています。アフリカでは、都市人口の50%にあたる1億5,000万人もの住民が十分な水を得られず、1億8,000万人が適切な衛生設備のない暮らしをしています。アジアの都市でも、同じく都市人口の半分にあたる7億人に清潔な水がなく、8億人に十分な衛生設備がありません。ラテンアメリカでは、この数が各々1億2,000万人と1億5,000万人です。また、世界中どこでも、金持ちよりも貧しい人々のほうが、水に多くのお金を払う傾向が見られます。さらに、水と衛生設備の供給に関して、都市の貧困者は相対的に恵まれていると想定して、多くの政府、国際金融機関、援助機関の活動が農村地域に集中していますが、十分な水と衛生設備にアクセスできない都市住民の数は、公式に認定されているよりもずっと多いということが明らかになりつつあります。