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国際ジャズデー(4月30日)に寄せる イリーナ・ボコヴァUNESCO事務局長メッセージ

プレスリリース 16-038-J 2016年04月28日

ジャズは音楽以上のものです。それは、リズムと意味を調和させ、男女を問わずすべての人々に有意義な価値観を伝え、鑑賞、演奏、即興を通じて相互理解を深める独特の機会を提供する、普遍的な平和のメッセージです。この精神はミュージシャンだけでなく、全世界の詩人や画家、作家に着想を与えることで、文化が娯楽をはるかに超えるものであることを私たちに再認識させてくれます。文化とは、魂に通じる窓であり、私たちが最も大事にしているものに形を与えるものだからです。

UNESCOが「国際ジャズデー」を設けた理由もここにあります。

ジャズは、音楽が平和を構築し、文化や背景を異にする人々を結び付ける力をもつことを私たちに教えてくれます。ジャズの歴史には、アフリカやヨーロッパ、カリブ地域から、多種多様な人々と文化が関わっています。ジャズは、米国の公民権運動を支える勇気を音楽にしただけでなく、今でも全世界で自由を求め、人権尊重と人間としての尊厳を守るために闘っている百万単位の人々を鼓舞し続けています。

今年の「国際ジャズデー」祝賀行事は、巨匠デューク・エリントンの故郷、ワシントンDCで開かれます。最大のイベントとなるのは、バラク・オバマ米大統領とミシェル・オバマ夫人がホワイトハウスで主宰する「オールスター・コンサート」です。世界を制覇したジャズが、故郷に帰るのです。このイベントを皮切りに、全世界の都市数百カ所で祝賀行事が行われます。世界をひとつにできるジャズの力は、ここでも証明されているのです。

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