メディア・アドバイザリー:メリッサ・フレミング 国連事務次長(グローバル・コミュニケーション担当)の訪日について(2025年5月26日-30日)
プレスリリース 25-031-J 2025年05月23日
国連グローバル・コミュニケーション局(DGC)を統括するメリッサ・フレミング国連事務次長が2025年5月26日(月)から30日(金)の日程で、コミュニケーション分野における国連と日本の連携を深めるために訪日します。前回2022年12月の訪日以来、2年半ぶりの訪問です。
日本に滞在中、フレミング事務次長は国連がパビリオン出展している大阪・関西万博を視察するほか、日本の政府関係者、SDGメディア・コンパクト加盟メディアを含むメディア関係者、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の関係者、民間セクターのパートナー、アカデミア、日本に拠点を置く国連機関と意見交換する予定です。これらの機会を通して、今年創設80周年を迎える国連が日本との長きにわたる協力関係をさらに深化させると共に、対立と分断が加速する世界において、マルチラテラリズム(多国間主義)に基づき、SDGsや気候変動、核軍縮、誤情報・偽情報との闘いを促進するため、今後の日本の関係者との連携強化を模索します。
訪日中、フレミング事務次長は読売国際会議2025 5月フォーラム 「国連創設80年 多国間連携の強化と日本の役割」において基調講演を行うとともに、一般社団法人Media is Hopeが主催する公開イベント「気候変動メディアシンポジウム2025」および東京大学グローバル教育センターによる対談イベント「Dialogue at UTokyo GlobE」に登壇し、国際文化会館で特別講演会も行います。
【略 歴】
メリッサ・フレミング
グローバル・コミュニケーション担当国連事務次長
メリッサ・フレミング氏は、2019年9月にグローバル・コミュニケーション担当国連事務次長に任命されました。
フレミング氏は国連本部のグローバル・コミュニケーション局(DGC)を率いています。DGCは、世界中の人々に世界の現状を伝えるとともに、国連の活動や目標への支援の構築に向けて人々と対話を育んでいます。
現在の職務において、フレミング氏はDGCの戦略コミュニケーションおよびクライシス・コミュニケーションの運営を監督しており、この中にはDGCの多言語ニュース・サービスやデジタル・メディア・サービス、パブリック・アウトリーチ・プログラム、グローバル・キャンペーンが含まれます。
フレミング氏のリーダーシップの下、DGCは、健全な情報エコシステムの青写真となる「情報の誠実性のための国連グローバル原則」を策定しています。
フレミング氏は、DCGに加わる以前は約10年にわたり国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)でグローバル・コミュニケーション部を率い、国連難民高等弁務官の報道官も務めました。それ以前は、国際原子力機関(IAEA)で報道官 兼 メディアおよびアウトリーチ部長を務めました。IAEAに加わる以前は、欧州安全保障協力機構(OSCE)で報道および広報チームを率いており、さらにそれ以前は、ラジオ・フリー・ヨーロッパ/ラジオ・リバティーでパブリック・アフェアーズ・スペシャリストを務めました。ジャーナリストとしての経験もあります。
フレミング氏はTEDスピーカーであり、『A Hope More Powerful than the Sea』の著者であり、受賞歴を持つ国連のポッドキャスト、「Awake at Night」のホストも務めています。戦略的コミュニケーションに関してたびたび発信しており、大学や会議でも頻繁に講演を行っています。
ボストン大学コミュニケーション学部でジャーナリズム学修士号を、オーバリン大学でドイツ研究学士号を取得しています。
報道関係者の方からの問い合わせ窓口:
国連広報センター広報官 佐藤桃子 momoko.sato@un.org
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