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トーマス・ガス 国連事務次長補 略歴

プレスリリース 17-020-J 2017年05月10日

トーマス・ガス氏は、事務総長から国連経済社会局の政策調整・機関間連携担当事務次長補に任命され、2013年9月3日に就任しました。ガス氏は、二国間・多国間開発協力で幅広い経験の持ち主です。2009年から2013年まで、スイスの駐ネパール使節団長(大使兼スイス開発協力庁国別責任者)を務めていた時期には、ネパールにスイス大使館を設置し、年間3,300万ドルに上る開発協力プログラムの遂行を確保しました。また、ネパールの和平プロセスに対する国際支援で中心的な役割を担う「ネパール平和信託基金」でドナー議長も務めました。

ネパール赴任に先立ち、ガス氏は2004年から2009年にかけ、ニューヨークのスイス国連常駐代表部で経済・開発部長を務め、特に経済社会理事会とその補助機関、国連総会、主要な国連基金・計画の執行理事会でスイスの利益を代表しました。この時期、ガス氏は国連グローバル・コンパクトのドナー・グループ議長も務めていました。

2006年には人口開発委員会の西欧その他グループ副議長、2008年には国連開発計画/国連人口基金 執行理事会副議長に就任。2007年には、国連システムの開発活動に関する総会の定期的審査制度として画期的な、3カ年/4カ年包括政策レビューを採用する決議の促進役を務め、成功を収めています。

ガス氏は、スイス開発協力庁政策・プログラム担当官、国連開発計画ガイアナ常駐副代表、ローマの国際植物遺伝資源研究所欧州局長も歴任しています。

トーマス・ガス氏は1963年生まれ。スイス連邦工科大学チューリッヒ校から自然科学博士号と農業科学修士号を取得しています。

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