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シリア危機と国連の対応【ウィークリー・アップデート第51号】7/16付資料

2014年07月18日

国連広報局(DPI)は、シリア危機への国連の様々な対応をまとめた資料を週に一度発表しています。以下はその日本語訳です。

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ウィークリー・アップデート

国連広報局(DPI)第51号/2014716

 

◆安保理、国連とパートナーに最短距離での援助送達を認可

安全保障理事会714、満場一致で決議を採択し、国連人道機関とそのパートナーに対し、シリア民間人への最短距離での人道援助提供を確保するため、紛争地帯を通るルートと、新たに4つの国境通過地点の利用を認可しました。安保理はまた、関連の国連施設で国連とそのパートナーの人道援助物資積み込みを監視するため、事務総長直轄のモニタリング・メカニズムを設置する決定も下しました。

-決議の全文は以下をご覧ください。

http://www.un.org/en/ga/search/view_doc.asp?symbol=S/RES/2165%282014%29

 

◆事務総長、必要な人々すべてに対する援助物資の供給を可能にするよう紛争当事者に要求

潘基文(パン・ギムン)国連事務総長はこの決議の採択を歓迎し、国連は直ちに、この目的で委託されたメカニズムの設置を進めると述べました。国連の最新推計によると、シリア国内では1,080万人以上が緊急援助を必要としていますが、うち半数は人道援助機関の立ち入りが難しいコミュニティに暮らしています。事務総長はすべての紛争当事者に対し、利用できるあらゆるルートを用いて、必要とする人々すべてに分け隔てなく、無条件で人道援助を届けられるようにすること、全当事者の民間人に対する違法な包囲を解くこと、全当事者による国際人道法違反を終わらせること、および、人道援助要員の安全を確保することを改めて訴えました。

-詳しくは以下をご覧ください。

http://www.un.org/sg/statements/index.asp?nid=7858

ヴァレリー・エイモス人道問題担当事務次長もこの決議を「突破口」として歓迎し、国連が必要な人々に援助を届けるうえで、治安の悪化が依然として大きな課題のひとつとなっていることを強調しました。「すべて(の国境通過点)を利用でき、かつ、国境の反対側で治安上の問題が存在しなければ、これまで援助が届いていない290万人に対する支援がさらに可能となるはずです」事務次長は声明の中でこのように述べました。

-詳しくは以下をご覧ください。

http://www.unocha.org/top-stories/all-stories/syria-un-welcomes-security-council-resolution-humanitarian-access

 

◆レバノンは国家的な大災害に直面、と国連高官

ロス・マウンテン国連レバノン担当人道調整官714、ジュネーブで記者団に対し、難民危機の悪化によって、レバノンが「国家的な大災害」に直面していると警告しました。これによると、レバノンには毎週、約1万2,000人のシリア難民が新たに流入していますが、その総数は2014年末までに150万人に上り、レバノンの人口の3分の1に達するものと見られています。「ガザで虐殺が発生する一方で、シリアでも虐殺が続き、さらにイラン情勢にも新たな次元が加わる中で、レバノンで高まっている緊張がさらに悪化する危険性もあります」。マウンテン調整官はこのように付け加えました。

-詳しくは以下をご覧ください。

http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=48264#.U8i6hWeKCfA

 

◆ダマスカス郊外県の包囲地域に援助が2年ぶりに到着

国連報道官は7月15日、国連機関とシリア・アラブ赤十字社のパートナーがほぼ2年ぶりに、包囲状態にあるダマスカス郊外県マダミヤエルシャム町に食料その他の援助物資を届けたことを明らかにしました。この人道援助は2万人に配給されています。また、移動式診療所も2カ所開設され、物資が尽きるまで医療サービスが提供されました。

-決議の全文は以下をご覧ください。

http://www.un.org/sg/spokesperson/highlights/index.asp

 

国連の事務局、機関、基金および計画へのリンク

国連広報局(DPI)シリア特集ページ

http://www.un.org/apps/news/infocusRel.asp?infocusID=146&Body=Syria&Body1=

化学兵器禁止機関・国連合同査察団(OPCW-UN)

http://opcw.unmissions.org

国連児童基金(UNICEF)

http://www.unicef.org/media/index.html

世界食糧計画(WFP)

http://www.wfp.org/countries/syria

人道問題調整事務所(OCHA)

http://www.unocha.org/crisis/syria

世界保健機関(WHO)

http://www.who.int/countries/syr/en/

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

http://www.unhcr.org/pages/4f86c2426.html

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)

http://www.ohchr.org/en/NewsEvents/Pages/NewsSearch.aspx?CID=SY

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)

http://www.unrwa.org/

 

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フォトギャラリー:

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

http://www.unhcr.org/pages/49c3646c25d.html

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)

http://www.unrwa.org/photogallery.php

人道問題調整事務所(OCHA)

http://www.unocha.org/media-resources/photo-gallery

国連児童基金(UNICEF)

http://www.unicef.org/photography/photo_2013.php#UNI82253

統合地域情報ネットワーク(IRIN)

http://www.irinnews.org/photo/

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レバノンには毎週、約1万2,000人のシリア難民が新たに流入。その総数は2014年末までに150万人に上り、レバノンの人口の3分の1に達するものと見られている©Photo: Kate Brooks/UNRWA Archives
安全保障理事会は7月14日、満場一致で決議を採択し、国連人道機関とそのパートナーに対し、シリア民間人への最短距離での人道援助提供を確保するため、紛争地帯を通るルートと、新たに4つの国境通過地点の利用を認可した©UN Photo/Eskinder Debebe
事務総長の任命を受け、新たなシリア担当特使を務めるステファン・デ・ミストゥーラ氏(左)と、副特使のラムジー・エゼルディン・ラムジー氏(右)©UN Photo/Eskinder Debebe
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