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シリア危機と国連の対応【ウィークリー・アップデート第21号】12/11付資料

2013年12月13日

国連広報局(DPI)は、シリア危機への国連の様々な対応をまとめた資料を週に一度発表しています。以下はその日本語訳です。

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ウィークリー・アップデート

国連広報局(DPI)第21号/20131211

◆ジュネーブⅡ会議

12月7日潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は、アフリカの平和と安全に関するパリ・サミット閉幕にあたっての記者会見で、ジュネーブⅡ会議に向けた準備作業が続いていることを明らかにしました。事務総長は12月20日にジュネーブで再び準備会合が行われることを踏まえ、2014年1月22日に開催予定の会議への招待状を、12月末までに送付できるよう努力していると語りました。さらに、会議にはシリア政府と反体制派のほか、主要な関係者も出席を予定していると付け加えました。

-記者会見の詳細は以下をご覧ください。

http://www.un.org/sg/offthecuff/index.asp?nid=3202

◆事務総長、宗教関係者を標的とした攻撃に懸念を表明

リーフ・ディマシュク県マアルーラの聖テクラ正教会女子修道院から修道女12人が拉致された事件を受け、事務総長は被害者の安全を訴える声明を出しました。事務総長は、国連が宗教、コミュニティまたは民族への帰属を理由とする個人への攻撃を一切認めないことを強調し、シリア全土での民間人の保護を改めて求めました。

-事務総長の声明の全文は以下をご覧ください。

http://www.un.org/sg/statements/index.asp?nid=7346

◆OPCW国連合同査察団

化学兵器禁止機関(OPCW)・国連合同査察団がシリアの化学兵器廃絶に対する加盟国の支援を取り付けるための活動の一環として、OPCW事務局長12月11日、ノルウェーの首相および外相と会談しました。「この困難が多い取り組みを安全に、かつできるだけ早期に完了するためには、しっかりとした国際協力と強力な集団的コミットメントが必要です」。ウズムジュ事務局長はこのように述べるとともに、シリア国外での兵器用化学物質処分に向けた詳細な計画が来週、発表されることを明らかにしました。

-詳細は以下をご覧ください。

http://opcw.unmissions.org/Default.aspx?tabid=6576&ctl=Details&mid=10358&ItemID=10437&language=en-US

◆国連諸機関のトップ、医療従事者と医療施設に対する攻撃を非難

人道問題調整事務所(OCHA)世界保健機関(WHO)国連児童基金(UNICEF)のトップは12月7日、共同声明を発表し、シリアの全当事者による医療従事者と医療施設に対する攻撃を強く非難しました。3名は、公立病院の60%以上が損壊または閉鎖となっていることを指摘しつつ、いかなる状況においても医療施設は尊重、保護しなければならず、軍事目的に使用すべきではないことを強調しました。医療施設に対する攻撃は国際法上、戦争犯罪とみなされることがあります。

-共同声明の全文は以下をご覧ください。

https://docs.unocha.org/sites/dms/Documents/Joint%20Statement%20on%20Syria,%20OCHA,%20UNICEF,%20WHO%206Dec2013.pdf

◆シリア北東部への空輸開始へ

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)世界食糧計画(WFP)12月10日、今週末までにイラクからシリア北東部への援助物資の空輸をスタートさせる予定であることを明らかにしました。計12機の貨物専用機により、食料や毛布、ビニールシート、敷布団などの援助物資がイラク北部のエルビルからシリア北東部のハサカまで、両国政府の許可を得て届けられることになっています。「ハサカで弱い立場に置かれている人々の数は5万人から6万人に上ると見られていますが、私たちはまだ推計を行っている段階です。ハサカには長い間、立ち入ることができなかったからです」。UNHCRのアミン・アワド中東北アフリカ局長はジュネーブでの記者会見で、このように語りました。この1年間で、UNHCRは主要な現地NGOパートナーやシリア・アラブ赤新月社との連携により、シリアの国内避難民と弱い立場に置かれた人々300万人以上に援助を提供しています。

-詳細は以下をご覧ください。

http://www.unhcr.org/52a71ee16.html

 

主な国連ニュース記事

中東全域のポリオ集団予防接種キャンペーンで、2,300万人を超える子どもにワクチン投与

カイロ、アンマン、2013年12月9日 – 今週は中東で史上最大級の予防接種活動が実施されています。今後数週間で、シリアと近隣諸国の子どもたち2,300万人以上がポリオ・ワクチンの投与を受けることになっています。この予防接種キャンペーンは、シリアでウイルスによるポリオ発症例が17件確認されたほか、その他中東諸国でもウイルスが発見されていることを受け、各国と地方の保健当局がUNICEF、WHOその他のパートナーからの支援を得て展開しているものです。シリア国内の活動では、紛争地域に暮らす子どもたちや、前回のキャンペーンの対象とできなかった子どもたちを含め、220万人に対するワクチン投与が目標とされています。

http://reliefweb.int/report/syrian-arab-republic/over-23-million-children-be-vaccinated-mass-polio-immunization-campaign

 

国連の事務局、機関、基金および計画へのリンク

国連広報局(DPI)シリア特集ページ

http://www.un.org/apps/news/infocusRel.asp?infocusID=146&Body=Syria&Body1=

国連児童基金(UNICEF)

http://www.unicef.org/media/index.html

世界食糧計画(WFP)

http://www.wfp.org/countries/syria

人道問題調整事務所(OCHA)

http://www.unocha.org/crisis/syria

世界保健機関(WHO)

http://www.who.int/countries/syr/en/

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

http://www.unhcr.org/pages/4f86c2426.html

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)

http://www.ohchr.org/en/NewsEvents/Pages/NewsSearch.aspx?CID=SY

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)

http://www.unrwa.org/

 

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フォトギャラリー:

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

http://www.unhcr.org/pages/49c3646c25d.html

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)

http://www.unrwa.org/photogallery.php

人道問題調整事務所(OCHA)

http://www.unocha.org/media-resources/photo-gallery

国連児童基金(UNICEF)

http://www.unicef.org/photography/photo_2013.php#UNI82253

統合地域情報ネットワーク(IRIN)

http://www.irinnews.org/photo/

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シリアを逃れ、レバノンで家族と共に地下シェルターで暮らす15歳の少年、マフムード。2.5×3.5平方メートルの小さな部屋に、両親と8人の兄弟と共に生活している©UNHCR/S.Baldwin
地下シェルターの隣にある店で、魚をさばくのがマフムードの仕事。学校にはもう3年近く通っていない©UNHCR/S.Baldwin
同じ境遇の友達と時を過ごすマフムード。暗い地下シェルターに暮らすおよそ500人のうち、子どもが約半数を占めている©NHCR/S.Baldwin
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