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シリア危機と国連の対応【ウィークリー・アップデート第15号】10/30付資料

2013年11月02日

国連広報局(DPI)は、シリア危機への国連の様々な対応をまとめた資料を週に一度発表しています。以下はその日本語訳です。

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ウィークリー・アップデート

国連広報局(DPI)第15号/2013年10月30日

ラクダール・ブラヒミ共同特別代表1030、ジュネーブⅡ会議開催に対する支持を取り付けるために継続中の中東歴訪の一環として、シリアのアサド大統領と会談しました。会談を直前に控え、特別代表はシリアのワリード・ムアレム外相とも協議を行いました。国連本部での記者会見で報道官は、ブラヒミ氏がシリア滞在中、反体制派や市民団体、女性団体とも会合を持つ予定であることを明らかにしました。特別会長はその後、ベイルートを訪れ、レバノンの大統領、首相、国会議長と会談することになっています。

-ブラヒミ共同特別代表のシリア訪問に関する詳細は以下をご覧ください。

http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=46380&Cr=syria&Cr1=

1028化学兵器禁止機関(OPCW)・国連合同査察団の活動に関するOPCW事務局長の第1回月次報告書が、潘基文(パン・ギムン)事務総長から安全保障理事会に提出されました。報告書によると、化学兵器査察官はシリアが開示した23カ所のうち、21カ所の査察を完了しています。残る2カ所については、治安上の問題により、設定された期限内の査察が実施できませんでした。OPCWはそれでも、この2カ所への安全な立ち入りに必要な条件の確保に引き続き努めるとしています。事務総長は報告書に添えられた書簡で、これら2カ所が除外される可能性はあるものの、シリアの化学兵器製造能力の機能的破壊が予定どおり、2013年11月1日までに完了するとの見通しを示しました。

-事務総長から安保理議長に宛てた書簡は以下をご覧ください。

http://www.un.org/en/ga/search/view_doc.asp?symbol=S/2013/629

また、OPCWは記者発表で、シリアが10月27日の期限の3日前に、保有化学兵器に関する正式な申告書を全般的な廃棄計画とともに提出したことを明らかにしました。OPCW執行理事会はその検討を進めています。

-詳しくは以下をご覧ください。

http://www.opcw.org/news/article/opcw-completes-first-round-of-verification-activities-in-syria/

世界保健機関(WHO)は1029、シリア北東部の幼児10人が1型野生株ポリオウイルスに感染していることを確認しました。WHOは、地域内で大規模な人の移動が生じていること、国内各地で免疫力に格差が見られることから、1型ポリオウイルスが国際的に蔓延する危険性が高まっていると警告しました。地域では警戒警報が出され、さらに潜在的な症例の調査が積極的に進められています。

-詳しくは以下をご覧ください。

http://www.who.int/csr/don/2013_10_29/en/index.html

2日間のダマスカス訪問を終えた国連児童基金(UNICEF)のアンソニー・レイク事務局長は、シリア政府とUNICEFとの間で、シリア国内でも被害が大きい地域に暮らす数十万人の子どもたちに、ポリオの予防接種を含む救命ワクチンを届けることの重要性について合意ができ上がったと述べました。事務局長は、シリアで1999年以来初のポリオ感染が発生していることを受け、子どもに対するポリオ予防接種がシリアにとっても、全世界にとっても、緊急かつ重大な優先課題となっていることを強調しました。

-詳しくは以下をご覧ください。

http://childrenofsyria.info/2013/10/29/unicef-and-senior-syrian-officials-agree-on-urgency-of-reaching-more-war-affected-children-as-unicef-executive-director-visits-syria/#more-2194

 

主な国連ニュース記事

安全保障理事会、国連のイスラム機構との協力緊密化を提言

2013年10月28日 - 安全保障理事会は和平仲介、予防外交、平和維持、平和構築の各分野における国連の活動に対するイスラム協力機構(OIC)の積極的貢献を認識、奨励しました。事務総長は、国連とOICのパートナーシップが、シリアをはじめ世界各地のスンニ派とシーア派の間で生じている「深く憂慮すべき」緊張の高まりの収束に向け、パートナーとの間で大々的なイニシアティブを立ち上げるうえで「独特の方策となりうる」と述べ、その強化を強く促しました。

http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=46351&Cr=oic&Cr1=

 

国連の事務局、機関、基金および計画へのリンク

国連広報局(DPI)シリア特集ページ

http://www.un.org/apps/news/infocusRel.asp?infocusID=146&Body=Syria&Body1=

国連児童基金(UNICEF)

http://www.unicef.org/media/index.html

世界食糧計画(WFP)

http://www.wfp.org/countries/syria

人道問題調整事務所(OCHA)

http://www.unocha.org/crisis/syria

世界保健機関(WHO)

http://www.who.int/countries/syr/en/

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

http://www.unhcr.org/pages/4f86c2426.html

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)

http://www.ohchr.org/en/NewsEvents/Pages/NewsSearch.aspx?CID=SY

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)

http://www.unrwa.org/

 

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フォトギャラリー:

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

http://www.unhcr.org/pages/49c3646c25d.html

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)

http://www.unrwa.org/photogallery.php

人道問題調整事務所(OCHA)

http://www.unocha.org/media-resources/photo-gallery

国連児童基金(UNICEF)

http://www.unicef.org/photography/photo_2013.php#UNI82253

統合地域情報ネットワーク(IRIN)

http://www.irinnews.org/photo/

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レバノンに暮らすシリア難民の半数が子どもとなっている©OCHA/D. Palanivelu
安全保障理事会は10月28日、国連の活動に対するイスラム協力機構(OIC)の積極的な貢献を認識し、さらなるパートナーシップ強化を提言した©UN Photo /Ryan Brown
国連本部で記者会見を行うイスラム協力機構(OIC)のイフサンオール事務局長©UN Photo/Eskinder Debebe
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