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シリア危機と国連の対応【ウィークリー・アップデート第12号】10/9付資料

2013年10月12日

国連広報局(DPI)は、シリア危機への国連の様々な対応をまとめた資料を週に一度発表しています。以下はその日本語訳です。

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ウィークリー・アップデート

国連広報局(DPI)第12号/2013109

化学兵器禁止機関(OPCW)と国連の合同査察チーム106、シリアの化学兵器廃棄のプロセスに取りかかりました。OPCW専門家の監督と国連による支援のもと、シリア側の要員はミサイル弾頭、航空爆弾、調合・充填機材を含む幅広い物資の廃棄や無力化を始めています。

-詳しくは以下のプレスリリースをご覧ください。

http://www.un.org/apps/news/infocus/Syria/chemicalweapons.asp?sID=47

同じく106、OPCWは、10月1日から先遣チーム要員としてダマスカス入りしていた技術者グループがハーグに帰還したことを明らかにしました。技術者グループはシリア当局との間で、保有化学兵器についてシリアがOPCWに開示していた情報に関する協議を行っています。OPCWはまた、検証・廃棄活動を拡大するため、査察官の第2陣をシリアに展開することも明らかにしました。

-詳しくは以下のプレスリリースをご覧ください。

http://www.opcw.org/news/article/opcw-team-completes-first-week-of-work-in-syria/

一方、アフメット・ウズムジュOPCW事務局長108、同機関の執行理事会に対するブリーフィングで、現地のOPCWミッションによる活動の進捗状況について報告しました。事務局長は「長く、困難なプロセスにはなるものの、スタートは建設的」だとしたうえで、シリアから保有化学兵器に関し、当初開示された情報を更新する情報を受け取ったことを明らかにしました。また、シリアの担当者が一部のカテゴリー3(致死兵器)に属する化学兵器の廃棄と、2013年11月1日までにすべての生産施設と調合・充填機材を使用不能にするという目標達成に向けた一連の物資の廃棄または無力化を開始したことも指摘しました。

-詳しくは以下のプレスリリースをご覧ください。

http://www.opcw.org/news/article/opcw-deploys-2nd-team-of-inspectors-to-expand-verification-and-destruction-activities-in-syria/

安全保障理事会決議2118(2013)により、シリアの化学兵器廃棄における国連の役割について10日以内に提言を出すよう要請されていた潘基文(パン・ギムン)事務総長107、安保理に書簡を送付しました。事務総長は、最も早く安全な方法でシリアの化学兵器の時宜にかなった廃棄を実現するため、特別調整官を長とし、約100人の要員からなるOPCW国連合同ミッションの設置を提案しました。国連とOPCWはこのミッションで、具体的な能力に応じた役割分担を行うことになっています。国連が果たすべき役割としては、シリア政府および反体制派との全般的な調整と連絡、要員の安全確保の取り決め、後方支援、情報評価、コミュニケーション、運営管理などがあげられています。事務総長は、OPCW執行理事会決定により、シリアの化学兵器が2014年前半を期限に全面廃棄を要求されていることから、要員の展開期間は1年未満となるはずだと指摘しました。

-事務総長が安保理に送付した書簡については以下をご覧ください。

http://www.un.org/apps/news/docs.asp?Topic=Syria&Type=Letter

 

主な国連ニュース記事

UNHCR:即座の人道アクセス要求に対するシリアの反応、判断は時期尚早

 2013年10月4日 – 安全保障理事会がシリア政府に対し、反体制派支配地域への援助物資配給を直ちに認めるよう求めたことを受け、国連の各機関は、シリアの激しい内戦による被災者数百万人にさらに多くの人道援助を早急に提供できるものと期待しています。

http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=46189&Cr=syria&Cr1=

UNHCR、イラクのシリア難民数千人の新設キャンプへの移動を開始

ダラシャクラン(イラク)、10月4日(UNHCR) – 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は今週、ここ数カ月間にシリア国内での戦闘を逃れ、イラク北部に流入した難民数万人の一部を収容するため、世界で最新の難民キャンプを開設しました。UNHCRは1日50世帯(300人)程度を新設キャンプに移動させる予定です。このキャンプはUNHCRが、クルド地域政府、その他の主要国連機関およびNGOパートナーの支援を受けて建設しました。

http://www.unhcr.org/524ec2769.html

レバノンのパレスチナ難民の子どもたち、国連の支援で学校教育を再開

2013年10月4日 – シリアからの難民流入でその数が膨れ上がる中、レバノンのパレスチナ難民の子どもたち数万人がきょう、国連と欧州連合(EU)から教材をはじめとする物資の提供を受け、ようやく2013/14年度の授業をスタートさせました。

http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=46188&Cr=palestin&Cr1=

 

国連の事務局、機関、基金および計画へのリンク

国連広報局(DPI)シリア特集ページ

http://www.un.org/apps/news/infocusRel.asp?infocusID=146&Body=Syria&Body1=

国連児童基金(UNICEF)

http://www.unicef.org/media/index.html

世界食糧計画(WFP)

http://www.wfp.org/countries/syria

人道問題調整事務所(OCHA)

http://www.unocha.org/crisis/syria

世界保健機関(WHO)

http://www.who.int/countries/syr/en/

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

http://www.unhcr.org/pages/4f86c2426.html

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)

http://www.ohchr.org/en/NewsEvents/Pages/NewsSearch.aspx?CID=SY

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)

http://www.unrwa.org/

 

ソーシャルメディア

Twitter: https://twitter.com/UN

Flickr: http://www.flickr.com/photos/un_photo/

YouTube: http://www.youtube.com/unitednations

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フォトギャラリー:

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

http://www.unhcr.org/pages/49c3646c25d.html

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)

http://www.unrwa.org/photogallery.php

人道問題調整事務所(OCHA)

http://www.unocha.org/media-resources/photo-gallery

国連児童基金(UNICEF)

http://www.unicef.org/photography/photo_2013.php#UNI82253

統合地域情報ネットワーク(IRIN)

http://www.irinnews.org/photo/

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化学兵器禁止機関(OPCW)と国連の合同査察チームは10月6日、シリアの化学兵器廃棄のプロセスにとりかかった©UN Photo/Hend Abdel Ghany
化学兵器禁止機関(OPCW)のアフメット・ウズムジュOPCW事務局長(左)と潘基文(パン・ギムン)事務総長。OPCW は10月11日、2013年のノーベル平和賞を受賞した©UN Photo/Rick Bajornas
事務総長は10月7日、安保理に書簡を送付し、約100人の要員からなるOPCW国連合同ミッションの設置を提案。安保理は11日、合同ミッションの設置を承認した(写真は決議2118を採択した際の安保理)©UN Photo/ Paulo Filgueiras
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