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シリア危機と国連の対応【ウィークリー・アップデート第2号】

2013年08月05日

国連広報局(DPI)は、シリア危機への国連の様々な対応をまとめた資料を週に一度発表しています。以下はその日本語訳です。

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ウィークリー・アップデート
国連広報局(DPI)第2号/2013年7月31日

7月25日、潘基文(パン・ギムン)事務総長ジョン・ケリー米国務長官との会談に先立って行われた記者会見で、シリアの両勢力による軍事活動の終結と、ジュネーブでの和平会議のできるだけ早い開催を改めて求めました。そして、ラフダール・ブラヒミ 国連・アラブ連盟シリア担当合同特別代表とともに、会議の開催に向けて全力を尽くすと述べました。事務総長はまた、2011年以来の死者が10万人を超えたことも明らかにしました。

-事務総長による記者会見の詳細は以下をご覧ください。
http://www.un.org/sg/offthecuff/index.asp?nid=2903

7月24日から25日にかけ、アンゲラ・ケイン軍縮担当上級代表と「シリア紛争における化学兵器使用の疑いに関する国連調査ミッション」を率いるオーケ・セルストレム教授はダマスカスを訪問しました。訪問後に発表されたシリア政府との共同声明は「徹底的かつ生産的」な議論により「今後の道のりに関する合意が成立した」としています。

-共同声明は以下をご覧ください。
http://www.un.org/sg/offthecuff/index.asp?nid=2907

7月29日シリアに関する独立調査委員会パウロ・セルジオ・ピネイロ委員長は、シリアの人権状況について国連総会に報告しました。ピネイロ委員長は独立委員会の第10回報告書の内容を総括し、無差別爆撃や空爆がシリア全土で続いていると述べました。政府による違法な攻撃の証拠もほぼ全国各地で得られています。シリア紛争の最も陰湿な側面の一つとして、数千人の住民の自宅からの失踪を挙げました。また、委員長は「幅広く組織的な拷問が続いている」と付け加えています。

-独立調査委員会の報告書はこちらをご覧ください。

同じく7月29日国連人道問題調整事務所(OCHA)は、シリア国内でおよそ680万人が依然として支援を必要としているほか、紛争の始まり以来、国外に逃れた人々が180万人に上るという推計を発表しました。国連機関と人道パートナーは今年に入り、反政府勢力支配地域に21回にわたる援助車両の派遣を行い、到達困難な場所にいる約180万人に食料や水、保健物資を提供しました。
http://reliefweb.int/report/syrian-arab-republic/syria-humanitarian-bulletin-issue-30-16-29-july-2013-enar

7月30日世界食糧計画(WFP)は月末までに300万人への援助を計画しているものの、ダマスカスとホムス各所での暴力の頻発や、主要都市周辺での検問所の乱立により、食料援助提供のペースが落ちていると述べました。戦闘の激化で立ち入ることができない地域も増えています。WFPは、シリア北東部のハサカでも到達困難な地域が生じていることを明らかにしました。
詳細はこちらをご覧ください。

主な国連ニュース記事:

UNHCR、エジプトでのシリア難民の恣意的拘束に懸念を表明
7月26日、ジュネーブ– 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は26日、エジプトでシリアに対する反感が高まる中で、軍と治安部隊による恣意的拘束を受けるシリア人が増えているとの懸念を表明しました。
http://www.unhcr.org/51f27733540.html

パウ・ガソルUNICEF大使、イラクから帰国
7月30日 、ドホーク(イラク)/バルセロナ、– NBAロサンゼルス・レイカーズで2度の優勝を果たし、2003年からUNICEFスペイン委員会大使を務めているパウ・ガソル選手はきょう、イラクのシリア難民訪問を終え、帰国しました。

「シリア紛争で被災した数十万人の子どもたちの現状を見て、胸が痛みました」ガソル大使はこう語っています。「子どもたちがこのような暴力を経験したり、成長と能力の発揮に必要な基本的サービスを奪われたりすることがあってはなりません」
http://www.unicef.org/media/media_70035.html

 

国連の事務局、機関、基金および計画へのリンク

国連広報局(DPI)シリア特集ページ
http://www.un.org/apps/news/infocusRel.asp?infocusID=146&Body=Syria&Body1=

国連児童基金(UNICEF)
http://www.unicef.org/media/index.html

世界食糧計画(WFP)
http://www.wfp.org/countries/syria

人道問題調整事務所(OCHA)
http://www.unocha.org/crisis/syria

世界保健機関(WHO)
http://www.who.int/countries/syr/en/

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)
http://www.unhcr.org/pages/4f86c2426.html

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)
http://www.ohchr.org/en/NewsEvents/Pages/NewsSearch.aspx?CID=SY

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)
http://www.unrwa.org/

ソーシャルメディア:

Twitter: https://twitter.com/UN
Flickr: http://www.flickr.com/photos/un_photo/
YouTube: http://www.youtube.com/unitednations
Tmbler: http://united-nations.tumblr.com/

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ジョン・ケリー米国務長官(左)との会談に先立って記者会見を行う潘基文(パン・ギムン)国連事務総長©UN Photo/Mark Garten
アンゲラ・ケイン軍縮担当上級代表©UN Photo/ Jean-Marc Ferré
シリア紛争における化学兵器使用の疑いに関する国連調査ミッションを率いるオーケ・セルストレム氏(右)©UN Photo/Rick Bajornas
シリアに関する独立委員会のパウロ・セルジオ・ピネイロ委員長© UN Photo/ Devra Berkowitz
アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官© UN Photo/Violaine Martin
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