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事務総長、日中韓の新指導者に協力を呼びかけ

2012年12月20日

潘基文(パン・ギムン)事務総長は12月19日、2012年をしめくくる記者会見をニューヨークの国連本部で行いました。

事務総長は、韓国の大統領選で朴槿恵(パク・クネ)氏が当選し、日本では安倍晋三総裁の率いる自由民主党による政権交代が実現し、また、中国では習近平総書記を頂点とした新体制がスタートしたことについて触れました。

「北東アジアの3カ国は揃って指導部の移行期に入った。新しい指導者たちが、地域の平和と安定のために相互理解、尊敬そして協力を尊重してほしい。この地域はダイナミックな経済勢力であり、同時に、平和維持活動、人権、開発分野の活動に貢献する国連の強力なパートナーだ。世界の未来を形づくる発想の源でもある。新指導者たちが前向きで幅広い視野を持ち、彼ら自身の協力関係を深めてほしい」

また、事務総長は安倍総裁に祝意を示し、「今後、私たちの全ての共通の課題について一緒に取り組んでいけることを楽しみにしている」と述べました。

記者会見での事務総長の冒頭スピーチおよび質疑応答は以下のサイトでご覧になれます(英文)。
http://www.un.org/sg/offthecuff/index.asp?nid=2653

潘基文(パン・ギムン)事務総長は12月19日、2012年をしめくくる記者会見をニューヨークの国連本部で行った。「北東アジアの新しい指導者たちが、地域の平和と安定のために相互理解、尊敬そして協力を尊重してほしい」©UN Photo/Rick Bajomas