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2002年は
国際山岳年、国際エコツーリズム年、国連文化遺産年

プレスリリース 02/003-J 2002年01月11日

(1) 国際山岳年(International Year of Mountains)

「国際山岳年」は、山岳山間地帯の環境保全および持続可能な開発を促進することにより、同地帯の社会の福利を発展させることを目的としています。山地は水やサービスの供給、食糧の安全を担っています。このような山岳地帯の重要性や特有な生態系への意識を高めること、そして山岳山間地帯の社会の文化的伝統を守り奨励することを目指しています。

国際山岳年の主導機関は国連食糧農業機関(FAO)です。

 

(2) 国際エコツーリズム年(International Year of Ecotourism)

「国際エコツーリズム年」は、観光産業に持続可能な開発の視点を取り入れることの必要性を広く認識してもらうために設けられました。「エコツーリズム」とは観光を通じて環境や文化の理解を深め、それらを保護・促進しながら観光産業を発展させていくことです。

国連は、とりわけ開発途上国におけるエコツーリズムに関し、あらゆる可能な努力を行うよう呼びかけていきます。

 

(3)国連文化遺産年(United Nations Year of Cultural Heritage)

2002年は「世界文化・自然遺産保護のための条約(世界遺産条約)」が国連教育科学文化機関(UNESCO)により採択されて30周年にあたります。これにより、国連は今年を「国連文化遺産年」と定めています。その目的は、さまざまな文化・文明間における相互的な理解と充実の促進にあたり、その共通基盤である有形・無形の世界の文化遺産を保護することの重要性をより深く認識することです。各国政府は国内と世界の文化遺産に対する尊敬の念を育てるため、教育を促進し、一般の意識を高めるよう努力が求められます。

国連文化遺産年の主導機関は国連教育科学文化機関(UNESCO)です。