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国際連合、人口高齢化に関する新しい統計を発表

プレスリリース 02/019-J 2002年03月11日

ニューヨークの国連本部は、世界の人口の高齢化に関する最も新しく包括的な統計を発表した。その際、経済社会局人口課のジョセフ・シャミー課長によって、同課が作成したこの統計についての説明が行われた。

 この統計では新しいデータとして、高齢者の数と比率、60才での平均余命、法定退職年齢、労働人口における高齢者の割合、潜在扶養率(potential support ratio)、現在既婚の高齢者の比率など、重要な指標が提供される。これら新しいデータは、48日から12日にマドリードで開かれる第2回高齢者問題世界会議の準備にとって重要である。

 今日、60才以上の高齢者は世界で62,900万人にのぼっており、人口10人に1人の割合である。国連の予測によると、60歳以上の人の割合は2050年までに5人に1人、2150年までに3人に1人になるとみられる。また、60才以上の人口は2050年までにおよそ20億人になり、その時点で高齢者の数が子ども(0才~14才)の数を上回ると考えられている。

 高齢者人口自体も高齢化している。現在、80才以上の高齢者が60才以上の人口の12%を占めている。実際、高齢者人口の中で最も急速に増えているのはこの年齢層なのである。2050年までには、高齢者の21%が80才以上になると推定されている。また、2002年現在およそ21万人である100才以上の人口も、2050年には15倍の320万人に増えると見積もられている。

 世界は寿命の著しい伸びを経験している。出生時の平均余命は1950年以降約20年伸び、現在では66才になっている。60才まで生存した人に期待される平均余命は、男性17年、女性20年である。しかし、寿命には国によって大きなばらつきがある。後発途上国の60才平均余命は、男性15年、女性16年であるのに対し、先進国では男性18年、女性23年である。

 高齢者の半数以上は女性である。世界全体でみると、60才以上の高齢者は女性100人に対して男性81人、80才以上の高齢者は女性100人に対して男性53人となっている。高齢者内での女性に対する男性の比率は、途上国より先進国の方が低い。また、高齢者人口のうち配偶者がいる人は、男性が78%であるのに対して、女性は44%である。

 人口高齢化の影響は、潜在扶養率、すなわち1564才の人数を65才以上の人数で割った数値に表れている。何人の労働人口で高齢者1人を支えるかを表すこの潜在扶養率は、先進国でも途上国でも下がっている。2002年から2050年の間に、先進国では、高齢者1人を支える労働年齢人口が5人から2人に低下するとみられ、途上国ではさらに大幅に下がって12人から5人になるとみられている。人口構成のこうした劇的な変化は、社会保障制度、特に現在の労働者が現在の退職者の年金を支払う伝統的な方式の社会保障制度に影響を及ぼすであろう。

 1人当たりの所得が高い国々は、高齢者の労働参加率が低い傾向がある。60才以上男性のうち経済的に活動している人は、途上国で50%であるのに対し、先進国では31%にすぎない。女性の場合、経済的に活動している60才以上の高齢者は、先進国で10%、途上国で19%である。

 この統計はwww.un.org/News/dh/pages/pressbriefingでライブ・ウェブキャストのウォールチャートとしてご覧いただけます。また、このチャートのデータは、インターネット(http://www.unpopulation.org)でもご利用になれます。

 「人口高齢化2002年」と題するこの表(販売番号E.02.XIII.2)は、15.95ドルで、ニューヨークまたはジュネーヴの国連販売部、および世界各地の書店で購入することができます。あるいは、国連経済社会局人口課の課長へ文書にてご請求ください。

あて先:Director, Population Division, Department of Economic and Social Affairs, United Nations, New York, N. Y. 10017, United States

 詳しい情報をお求めの方は、以下にご連絡ください。

経済社会局人口課 電話:(212963-3179

広報局 電話:(212963-0499または(212963-3507

 第2回高齢者問題世界会議についての詳しい情報については、www.un.org/ageingをご覧ください。

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