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開発のための水
~2002年世界水の日(3月22日)~

プレスリリース 02/024-J 2002年03月20日

 2002年3月22日のテーマ「開発のための水」は、まさに現状に相応しいものです。国連総会は、リオデジャネイロでの1992年国連環境開発会議の勧告を受け、「世界水の日」の制定を決議しました。2002年はこの画期的な行事の10周年に当たるばかりでなく、持続可能な開発に関する世界サミットが開かれる年でもあります。

 水と開発は切っても切れない関係にあります。かつては際限なく再生可能で豊富な資源と考えられていた水は今日、世界各地で人間、社会および経済の開発への希望を定義づけ、制約しています。現在は十分な淡水供給がある国でさえ、需要の増大、汚染および乱開発により、淡水の供給が危ぶまれています。開発途上国では、農業、工業および都市開発の急成長により、淡水需要が着実に増大しています。地球の温暖化と気候の変動が地球の水循環に及ぼす潜在的な影響と相まって、今後の淡水供給は、これまでに増して不安定になるでしょう。しかし、こうした課題とともに、協力によって具体的な解決策を見出す機会も訪れています。

リオからヨハネスブルクへの道のり

 リオ会議で、各国政府はアジェンダ21を採択し、今後とも、すべての人々のために、公正でより持続可能な開発に向けた努力を行うことを公約しました。社会・経済活動に対する淡水の重要性を認識した上で、アジェンダ21の第18章は、以下の原則にしたがい、淡水の水質と供給を保護する行動を求めました。

  • 淡水資源はあらゆる陸上生態系の本質的かつ不可欠な部分である。
  • 水は生活のあらゆる側面で必要とされる。
  • 世界各地での劣悪な、かつ、悪化を続ける水資源の状態からして、総合的な水資源の計画と管理が必要である。
  • 河川水系を共有する国々にとって、国境をまたぐ水資源とその利用は極めて重要である。

 持続可能な開発に関する世界サミットは、2002年8月にヨハネスブルクで開催予定です。そこでは、水を含め、持続可能な開発に影響を及ぼす根本的な問題への取組みに関する現在までの進捗状況が審査されます。

 この道のりにおいて、2002年世界水の日は重要な通過点です。それは、水と開発の問題をじっくり考え、成果と課題を認識するとともに、解決を模索する過程において基礎となっている国際協力を強化する機会なのです。

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*この記事資料は、今年の「世界水の日」の主導国連機関である国際原子力機関(IAEA)のウェブサイトからの情報です。

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