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ヤン・カバン氏(チェコ共和国)を第57回国連総会議長に選出

プレスリリース 02/071-J 2002年08月23日

~議長その他の総会職員選出時期に関する手続き規則修正決議を採択~

  国連総会は8月7日、2度の会合を開き、総会議長、副議長および主要委員会委員長の選出時期に関する手続き規則を変更する口頭での修正決議を無投票で採択した上で、第57回総会議長を選出しました。新議長は9月10日、第57回総会開幕と同時に就任する予定です。

 総会議長、副議長および主要委員会委員長の選出を会期開始の3カ月前までに行うことができるよう、3つの手続き規則(30、31および99)を修正した条文に従い、チェコ共和国のヤン・カバン(Jan Kavan)副首相兼外務大臣が満場一致で、総会議長に選出されました。例外的措置として、今回の選出は次会期開幕まで3カ月足らずの時点で行われました。

 副議長と主要委員会委員長の選出については、さらに協議が必要なため、後日に行われることになりました。この決議によれば、規則103(3人の副議長と6つの主要委員会の報告官に関し)に定める他の職員の選出は、次会期第1週のうちに行われる予定です。これら新任の職員も9月10日、第57回総会開幕と同時に就任することになっています。

 第57回総会議長に選出されたヤン・カバン氏は1946年10月17日、外交官であった父の赴任先、ロンドンで生まれました。カバン氏はプラハのチャールズ大学でジャーナリズムを、ロンドン経済・政治大学院で国際関係論を、リーディング大学とオックスフォード大学で歴史と政治を学びました。同氏はまた、米国の大学で政治と歴史の教鞭を執ったほか、非英語圏で幅広い論文の発表を行っています。1989年10月、プラハに戻った同氏は、政治家としての道を歩み始め、副首相兼外務大臣(1998~2002年)をはじめとする議会および閣僚のポストを歴任しました。カバン氏は2002年6月、チェコの国民議会議員に選出されました。

 国連総会であいさつしたカバン氏は、スムーズな移行を確保するとともに、自分自身および将来の議長に、来るべき多難な任務への周到な準備を可能にするという点で、今回の修正は重大な成果だと述べました。同氏はミレニアム宣言、モンテレー合意、および、来る持続可能な開発に関する世界サミットの成果に対するコミットメントを表明しました。

 カバン氏は、紛争予防と国際テロ対策を含む平和と安全の維持という、国連の最重要課題に特別の関心を寄せていると語りました。同氏によれば、ともに手を携えれば、国連総会の活動を活発化させて結果志向のものとし、現在継続中の国連改革プロセスを効率化し、国連全体の一貫性を高めることができるのです。

 今次総会のハン・スンス議長(韓国)は、きょうの決定には極めて広範な意味合いがあると述べました。国連の歴史上初めて、職員が会期開幕時ではなく、会期に十分に先立って選出されるようになったのです。同氏によれば、この修正は、単なる手続きの変更に止まらず、総会議長がはるかに迅速かつ適切にその役割を果たせるようにすることで、総会の役割を強化することにつながります。

 同議長は自らの任期中、総会議長の選出と準備の方法を改善すべきだと確信してきました。議長は加盟国に対し、総会の活性化が、忍耐と段階的前進を必要とする継続的かつ長期的なプロセスであることを訴えました。

 各国および地域国家グループの代表は、新任議長に対する支持を表明しました。

 その他、総会はきょうの会合で、国連に対する拠出金を滞納している加盟国の一覧を含む事務総長からの7月5日付書簡(文書A/56/999)に留意しました。滞納金額が直前の2年間の分担金額以上に達した加盟国は、投票権を失うことになります。

 

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Press Release GA/10033

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