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国連、エボラとの闘いに「地域別」アプローチを採用

プレスリリース 14-085-J 2014年12月01日

*国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)のプレスリリースです

国連、エボラとの闘いに「地域別」アプローチを採用

ガーナ、アクラ(2014年12月1日) - 国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)とそのパートナーは、エボラ感染3カ国(ギニア、リベリア、シエラレオネ)において、今後60日間にわたり、各地の状況に合わせた地域別の戦略を重点的に進めます。

「これが今後の私たちの取り組みの中心となります。最初の60日間は、対応能力を配置し、感染拡大を抑えることに力を注ぎました。今後は、この地域別アプローチを通じて感染者ゼロを目指していきます」。UNMEERを率いるアンソニー・バンベリー事務総長特別代表はこのように話しました。

特別代表は、今後60日間でこれら3カ国は今よりも「はるかに良い状態」になると確信していると述べ、それぞれの地域に適合した介入を行っていけば、各地の状況に適した対応が可能になると指摘しました。

「世界の対応は、エボラ危機をめぐる状況を著しく好転させることに成功したと感じます」。12月1日にシエラレオネの首都フリータウンで開かれた記者会見で、バンベリー氏はこのように話しました。

「私たちが目にしているのは、全世界にリスクをもたらす未曾有の危機に対するグローバルな対応です。私たちはこの危機をコントロールしなければなりません」と、バンベリー氏は述べます。「私たちはその達成に向けて進んでいます。まだかなりの道のりが残っていますが、達成しようと努力しているのです」

同じ記者会見で、エボラ担当事務総長特使を務めるデビッド・ナバロ博士は、エボラ危機に対して並々ならぬ対応がとられていると話しました。

「全世界が注目し、人々はあらゆる場所で前例のないほどの支援を提供しています」とナバロ博士は言います。「コミュニティは暮らし方を変え、国家政府はプラスの変化を後押ししています」

対応戦略の基本は、ウイルスのまん延の阻止、感染者の治療、コミュニティにおける基本的サービスへのアクセスの確保、社会の安定の維持、新たな地域への感染拡大の防止であるとナバロ博士は述べました。

「現在の流行は、エボラ感染者全員に可能な限り最大の回復の可能性を与え、彼らから他者への感染を予防することによって終結するでしょう」とナバロ博士は語りました。

国連は、12月1日までに遺体の70%を安全に埋葬し、新規感染者の70%に治療を受けさせるという目標を設定しました。ほとんどの地域ではこれらの目標をすでに上回っており、安全な埋葬についての目標は3カ国すべてで、治療についての目標は3カ国中2カ国(リベリアとギニア)で上回っています。

シエラレオネでは、多くの地域で目標を上回っている一方、まだ目標を達成していない地域もあります。UNMEERは、コミュニティや地域当局によるエボラのコントロールを支援するための具体的な戦略を携えた強化チームを同国の西部に配置する予定です。

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エボラ出血熱という全世界にリスクをもたらす未曾有の危機に対し、グローバルな対応が続いている。医療スタッフは、感染を防ぐための個人防護服の着用方法をトレーニングして治療にのぞむ(シエラレオネで)© UNICEF/John James
国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)を率いるアンソニー・バンベリー事務総長特別代表©UN Photo/x
エボラ担当事務総長特使を務めるデビッド・ナバロ博士© UN Photo/Simon Ruf
「12月1日までに遺体の70%を安全に埋葬し、新規感染者の70%に治療を受けさせる」という国連の目標は、ほとんどの地域ですでに目標を上回っている©UN Photo/Ari Gaitanis