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第58回国連総会議長
ジュリアン・ロバート・ハント氏 略歴

プレスリリース 03/087-J 2003年09月05日

第58回国連総会議長に選出されたセントルシアの外務・通商・民間航空大臣ジュリアン・ロバート・ハント氏は、上下院議員、治安判事および企業の幹部としても活躍しています。
 
 多国間プロセスで豊富な経験を有し、地域協力と国連における小国の役割に強い関心を寄せるハント氏は、1998年から2001年にかけ、セントルシアの国連常駐大使を務めました。大使在任中には、非植民地化に関する特別委員会(正式名称は「植民地独立付与宣言履行特別委員会」)の議長を務めています。また、2000年のミレニアム・サミットなど、国連が開催した様々なサミットや国際会議にも参加し、2002年のモンテレー国際開発資金会議では副議長を、2002年のヨハネスブルクでの持続可能な開発に関する世界サミットではセントルシアの代表団長をそれぞれ務めました。
 
 地域レベルでは、カリブ共同体(CARICOM)の常設機関で指導力を発揮しました。2002年から2003年にかけ、ハント氏は、CARICOM加盟国間で外交政策の調整を行う「外交・共同体関係理事会(Council for Foreign and Community Relations)」の議長を務めました。2001年には、ハイチ共和国が直面する政治的・経済的課題の克服に向けたCARICOMの外交イニシアチブの遂行を委任されました。ハント氏は数回にわたり、CARICOM調査団を率いてハイチを訪れたほか、CARICOMと米州機構(OAS)のハイチ合同ミッションにも参加しました。1991年から1998年にかけては、東カリブ海大衆民主政党常設会議(SCOPE)の創設に携わり、その議長も務めました。SCOPEは、国内政治の発展を目指し、目的とイデオロギーを共有する東カリブ海諸国の政党が集まって結成されたものです。
 
 ハント氏の政治活動家および政治家としての経歴は35年以上に及びます。1967年に市会議員としてセントルシアの政界入りしたハント氏は、1970年から1971年にかけ、地元カストリー市の市長を務めました。1978年に労働党に入党してからは、その副議長に就任するとともに、党再編委員会の議長も務めました。1984年に党首に就任。1987年には国会議員に当選し、1996年まで野党の指導者として活躍しました。2001年にはセントルシア上院議員に任命され、同年中に、首相から入閣を要請されました。
 
 セントルシア政府内でも、国家開発計画の策定と実施に関わる要職を歴任しています。中でも、ハント氏が会長を務めたセントルシア国家開発公社は、同国最大の開発機関であると同時に、関連省庁と投資家の間の架け橋としての役割も果たしています。ハント氏はまた、セントルシア開発銀行とセントルシア国立商業銀行の総裁も歴任しました。その他、ハント氏が指導と統括に当たった国家開発のプログラムや構想としては、セントルシア・モデル農場有限会社や、セントルシア政府が一部出資し、大規模リゾート施設を管理するハルシオンデイズ・ホテル有限会社があげられます。また、セントルシア保険諮問委員会議長、および、ウィンドワード諸島バナナ開発輸出公社総裁も務めています。
 
 ハント氏は、労働者の権利と公正な労働基準の提唱者として、労働組合運動にも携わり、全国労働者組合議長、セントルシア船員・港湾労働者組合財務部長、および、セントルシア公務員組合の幹部職も歴任しました。
 
 実業界では、保険、不動産および包装・倉庫業を営む企業のネットワーク、ジュリアン・R・ハント企業グループの会長兼最高経営責任者を務めています。
 
 文化と芸術にも造詣が深いハント氏は、セントルシアの歴史・文化遺産の指定と保全に当たる非政府組織である「セントルシア・ナショナルトラスト」の共同創設者となり、20年間にわたってその総裁を務めました。ナショナルトラストは、です。その他にも、セントルシア精神衛生協会の会長をはじめ、様々な組織で重要な役割を果たしています。
 
 ハント氏はスポーツ愛好家でもあり、ナショナルチームの一員としても、国内、地域および国際レベルでの運営者としても、クリケット競技に関わっています。ハント氏は、セントルシア全国クリケット協会とウィンドワード諸島クリケット管理委員会の会長を務めるとともに、西インド諸島クリケット委員会の副会長も務め、クリケット競技の国際的運営団体である国際クリケット協議会に同委員会代表として参加しています。
 
 ハント氏はセントルイス国内で、経営学と会計学に関する幅広い研鑚を積みました。
 
 1979年6月には、セントルシアの政府と国民に対する献身的な奉仕を認められ、大英帝国勲章(OBE)を受勲しています。
 
 ハント氏は1940年3月14日、カストリー生れ。

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