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女性に対する暴力撤廃の国際デー(11月25日)事務総長メッセージ

プレスリリース 13-086-J 2013年11月25日

女性と女児に対する暴力は、個人に直接影響するだけでなく、私たちに共通の人間性を損ないます。私は2008年、このグローバルな課題に対応するため、「UNiTE to End Violence against Women(団結しよう、女性への暴力を終わらせるために)」というキャンペーンを立ち上げました。それ以来、全世界のパートナーが、女性と女児の人権を守り、暴力のない生活を送れるようにするため、私たちの運動に加わっています。

私は、3人に1人の女性が、生涯に一度は受けると言われている暴力に終止符を打つよう求める強い呼びかけを歓迎します。法律を制定、執行し、考え方を変えることを支援している指導者に拍手を送ります。そして、犠牲者の傷を癒し、変化をもたらす主体へと変える手伝いをしている世界中のすべての英雄に敬意を表します。

先月の「国連デー」に、私はそうした英雄の一人に会う機会に再び恵まれました。デニ・ムクウェゲ博士はコンゴ民主共和国にあるパンジ病院の創設者で、そこでは恐ろしい蛮行を経験した女性たちが治療を受けています。「涙が止まらないことが多くあります。何もかもが傷ついています。それでも、私たちは仕事に取り組んでいます。手術をして、できる限りのものを治すこと。それだけでも大仕事です」。このように語るムクウェゲ氏は、治療を受ける女性に感銘を受けています。その多くがやがて、他の人々を助けるようになる姿を見ているからです。

ムクウェゲ氏は、武力紛争下での女性に対する暴力に対処していますが、この問題に立ち向かい、解決しようとする気力は、世界のあらゆる国と社会の家庭や学校、その他の非軍事的環境で暴力に直面する女性を支援しようとする私たちの取り組みすべてで見習うべきです。

きょうの国際デーは以前から、16日間にわたるキャンペーンのスタート日となっています。11月25日から12月10日の「人権デー」まで、私たちは女性に対する暴力という甚だしい人権侵害と組織的に闘うため、特別の取り組みを行います。今年は、この闘いに臨む私たちの決意を象徴するオレンジ色を身に着けることによって、意識の向上を図っています。

状況を改善する一つの方法が、国連女性に対する暴力撤廃信託基金への支援です。同基金は、人権侵害や、身体の安全から経済的安定に至るまでのニーズへの対応に尽力しています。基金の助成金に対する需要は近年、2倍以上に増えていますが、支給できる金額は60%も減少しています。私はすべてのパートナーに対し、女性と女児に対する暴力の予防と終焉に向けた取り組みをさらに進めるため、この多額の満たされない需要の充足を支援するよう訴えます。

今年の「女性に対する暴力撤廃の国際デー」は、すべての人々が女性と女児に対するあらゆる形態の暴力を予防し、食い止めるという決意を新たにする機会なのです。

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「私はオレンジを身につけます。私たちは女性と少女への暴力を終わらせるために団結しなければなりません。」