国際防災の日(10月13日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ
プレスリリース 26-052-J 2026年10月13日

私たちの家は、私たちが眠り、互いを思いやり、日々の暮らしを築き上げていく場所です。しかし、家をどのように設計し、建築し、維持・管理していくかによって、私たちの安全が守られるかどうかが決まります。
毎年、何百万もの住宅が損壊や倒壊の被害を受け、家族が住まいを追われ、貧困が深刻化しています。その被害による甚大な影響はとりわけ、高齢者や障害者、低所得世帯などの社会的に脆弱な立場に置かれた人々に重くのしかかっています。
だからこそ、今年の「国際防災の日」のテーマ「レジリエンス(強靭性)は我が家から始まる」は、極めて重要な意味を持ちます。安全は私たちが暮らす場所から始まります。リスクを理解し、計画を立て、迅速に行動するといった各家庭での災害に対する備えこそが、命や暮らしを守れるかどうかを左右します。
しかし、家庭だけでそれを実現することはできません。政府はリスクを考慮した建築基準や土地利用計画の執行を徹底しなければなりません。民間セクターはレジリエント(強靭)な建設や、手ごろな価格で加入できる保険の仕組みに投資しなければなりません。そして、「すべての人に早期警報システムを」イニシアチブの中心的な約束を果たし、誰もがどこでも、適切なタイミングで情報が得られる効果的な早期警報システムを利用できるようにしなければなりません。また、私たちは開発途上国が防災に必要とする資源を利用できるよう、国際金融アーキテクチャの改革も行わなければなりません。
気候変動や災害のリスクが増大する中、より安全な住まいを築くことは、政府や開発事業者、技術者、コミュニティーが共有する責任です。ともに力を合わせ、今、そして未来に向けて、すべての家をレジリエントなものにしていこうではありませんか。
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