国連デー(10月24日)に寄せるアントニオ・グテーレス事務総長メッセージ
プレスリリース 25-068-J 2025年10月23日
「われら連合国の人民は、…」
これは、国連憲章の冒頭の言葉であるだけでなく、私たちが何者かを示す言葉です。
国連は、単なる機関ではありません。国境を越え、大陸を結び、世代を超えて人々を鼓舞する、「生ける約束」なのです。
国連は80年間、平和を築き、貧困や飢餓と闘い、人権を擁護し、より持続可能な世界を構築するために、一丸となって活動してきました。
この先には、驚異的な規模の課題が私たちを待ち受けています。激化する紛争、気候カオス(大混乱)、制御不能なテクノロジー、そして国連組織の基盤そのものに対する脅威。
今は、臆して後ずさりする時ではありません。
今こそ各国が単独では対応できない問題の解決に向け、世界がこれまで以上に誓いを新たにしなければなりません。
国連デーにあたり、「自分たちの国連」という、特別な約束をともに果たしましょう。
「われら人民」が一つになって行動することを選んだ時に何ができるのか、世界に示そうではありませんか。
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