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教育を攻撃から守るための国際デー(9月9日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 25-055-J 2025年09月08日

Photo: ©UNESCO/Yayoi Segi-Vltchek

いかなる子どもたちも、学ぶために命の危険にさらされてはなりません。

しかし今年、武力紛争下における子どもに対する暴力はかつてない水準まで増加し続けており、教育は再び戦火に巻き込まれています。

過去12カ月間で学校への攻撃が44%という驚くべき割合で急増し、その結果、何千人もの教師や生徒たちが死亡し、拉致され、トラウマを負いました。こうした違反行為は、教師や若い学習者たちだけでなく、コミュニティーや国全体の未来に対しても深刻な影響を及ぼします。

国連は、このような惨禍を終わらせ、たとえ最も危険な状況下であろうとも、すべての子どもたちが教育を受ける基本的権利を享受できるようにするために、たゆまぬ努力を続けています。しかしそれは、私たちだけでは成し得ません。

各国は、すべての子どもたちに行き届く教育システムに投資し、「安全な学校宣言」を全面的に支持し、実施しなければなりません。

また私は、すべての紛争当事者に対し、国際法上の義務を履行し、学校を安全な場所として尊重し、攻撃の責任者たちに責任を負わせるよう要請します。

ペン、本、教室、これらはいずれも、剣よりも強いのです。

その真実をこれからも守り続け、すべての子どもたちが安全かつ平和な環境で学べる基本的権利を保護しようではありませんか。

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原文(English)はこちらをご覧ください。