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パレスチナ人民連帯国際デー(11月29日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

プレスリリース 23-066-J 2023年11月29日

写真は、2014年の「パレスチナ人民連帯の国際年」にあたり国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が行った連帯キャンペーンの一環として、東京・渋谷のビルに映し出されたデジタル・アーカイブからの象徴的なイメージ © UNRWA/Hiroko Suzuki

パレスチナの人々の歴史において最も暗い時期のさなかに、私たちは今年の「パレスチナ人民連帯国際デー」を迎えます。この地域を呑み込む死と破壊に私は震え上がる思いであり、痛み、苦悩、心痛に打ちひしがれています。

ガザ地区に住むパレスチナの人々は、人道上の大惨事に苦しんでいます。170万人近くが、住む場所を追われているものの、安全な場所などどこにもないのです。一方で、東エルサレムを含むヨルダン川西岸被占領地区も、事態が激化する寸前の危機にあります。

私は、愛する人を悼む何千もの家族に対して、心から哀悼の意を表します。その中には、ガザで殺害された国連ファミリーのメンバーも含まれており、国連の歴史上、最多の人命が失われています。

私は、10月7日のハマスによるテロ攻撃を、明確に非難してきました。しかしそれと同時に、その攻撃を理由に、パレスチナの人々に対する集団的懲罰を正当化することはできないということも、明確にしてきました。

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、同地域全体において不可欠なライフラインとなっており、数百万のパレスチナ難民に対して、命にかかわる支援を提供しています。パレスチナの人々を支える根源として、国際社会がUNRWAと共にあることが、これまでになく重要になっています。

何よりも、今日という日は、パレスチナの人々との国際的な連帯を、そしてパレスチナの人々が平和と尊厳の内に生きる権利を再確認する日です。

そのためには、まず長期的な人道的停戦、人命に係わる支援への無制限のアクセス、すべての人質の解放、民間人の保護、そして国際人道法違反の終了から始めなければなりません。私たちは団結して、占領とガザの封鎖を止めるよう求めなければならないのです。

国連決議と国際法に基づいて、イスラエルとパレスチナが平和と安全の下に共存し、エルサレムを両国の首都とする2国家共存という解決に向かう、確固たる不可逆的な道へと歩み出すべき時は、とうの昔に過ぎています。

国連は、パレスチナの人々へのコミットメントをゆるがせにはしません。今日も、そしていつの日も、パレスチナの人々が不可侵の権利を獲得しようとする強い願いに連帯を示し、すべての人々が平和、正義、安全、尊厳を持てる未来を築こうではありませんか。

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原文(English)はこちらをご覧ください。