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国連平和維持要員の国際デー(5月29日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長ビデオ・メッセージ

プレスリリース 22-023-J 2022年05月27日

私たちはきょう、1948年以降、国連平和維持要員として奉仕してきた100万人を超える男女を称えます。

私たちは、平和のためにその身を犠牲にした4,200人もの英雄たちに敬意を表します。

そして、平和が決して当たり前のものではないという、昔からの真実を想起します。

平和とは、尊いものです。

現在、世界各地で尊い平和の実現を支援するため、国連旗の下で活動している8万7,000人の文民・警察官・軍事要員に対し、私たちは心からの感謝を表します。

要員たちは、多大な課題に直面しています。平和維持要員に対する暴力の増加によって、その任務はいっそう危険にさらされています。新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる制限のため、その任務は困難を増しています。しかし、国連平和維持要員は、平和のためのパートナーという誇りをもって、活動し続けています。

今年、私たちは「パートナーシップのちから」に焦点を当てています。

平和は、各国政府と社会が力を合わせ、対話を通じて相違点を解決し、非暴力の文化を築き、最も脆弱な立場に置かれた人々を守る時にはじめて実現することを私たちは知っています。

国連平和維持要員は世界各地で、加盟国、市民社会、人道支援従事者、メディア、派遣先のコミュニティーとその他多くの人々と協力することで、平和を醸成し、民間人を保護し、人権と法の支配を推進し、何百万もの人々の生活を改善するために活動しています。

私たちはきょうも、そしていつの日も、社会が紛争を回避し、すべての人々にとってより平和で繁栄した未来へと向かうために支援する平和維持要員たちの献身に、敬意を表します。

要員たちは永遠に、私たちの恩人です。

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